FacebookとIPO前のGoogleを正しく比較する

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Facebookのテクノロジー企業史上最大のIPOを控え、この会社の財務状況と潜在的市場価値を、上場時のGoogleと比べることができるだろう。第一印象としては、Facebookの数字の方が大きい。IPO前の2011年の売上高37億ドルは、Googleの2003年の売上15億ドルの2.5倍以上だ(GoogleのIPOは2004年)。Facebookの利益10億ドルは、GoogleのIPO前の利益1.06億ドルの10倍だ。そして、Facebookの予想時価総額850~1000億ドルは、GoogleのIPO時の時価総額230億ドルを圧倒している。

当然Facebookは、この違いを強調するだろう。しかし、いろいろな意味でその比較は正しくない。Facebookは非上場企業として8年間を経た後に上場した。Googleが上場したのは、それよりずっと早い発展途上の設立5年後だった。Facebookの8年目は、Googleがその途上5年目にいた時より遥かに大きい。二社を比較するもっと良い方法は、両者の売上と利益をそれぞれの設立時から見た同時期について見ることだ。2008年、Facebookが設立してから5年後、その売上はわずか2.72億ドルで、5600万ドルの損失を出していた。

Facebookの過去5年間の売上をGoogleのIPO前5年間と比べると(下の図)、両社の同年齢時の規模を表わす真の姿が見えてくる。Facebookの5歳とGoogleの5歳を比べなくてはならない。

年ごとの両社を比較してみると、どの年を見てもGoogleの方が成長が早く、規模も遥かに大きいことが明らかだ。Googleの8年目は2006年で、売上は106億ドル、利益は35億トルだった。8年目の時点でGoogleの利益は、Facebookの〈売上〉とほぼ同じ大きさだったのだ。(Googleが法人化したのは1998年の9月なので、この分析では1999年を1年目としている。Facebookは2004年1月にスタートしたので、その年を最初の1年とした)。

しかし、どちらの会社の方が早く成長したのだろうか。実は、両社の売上の複合年間成長率を相当する5年間(Google、2002~2006年、Facebook、2007~2011年)で見るとほぼ同じく、年間89%だ(Facebookが年率89.22%で、Googleの88.96%をわずかに上回っているが、Googleは開始時点でほぼ2倍の売上があったので、5年後にはずっと大きくなっている)。

Facebookの成長は驚異的ではあるが、全体像を視野に入れておくことが重要である。多くの意味で、彼らはまだGoogleの過去に追いつこうとしているところなのだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)