Google、デスクトップ版Chromeをアップデート―表示が高速化、セキュリティーが強化される

次の記事

Microsoft、Windows 8の一般向けプレビュー版を2月29日にバルセロナのMWCで公開へ

Chrome-logo-2011-03-16

昨日、ChromeにAndroid版が登場したことを紹介したばかりだが、今日、Googleはデスクトップ版についても重要なアップデートを行った。 今回のリリース(安定版)では、1月からベータ版で公開されていたいくつかの機能が取り込まれている。

いちばん重要なのは、オムニボックスでユーザー入力から当該サイトがプリフェッチされ表示が高速化したこと、セキュリティーが大幅に強化されたことの2点だ。

GoogleはChromeブラウザのトップにある検索/アドレス・バーをオムニボックスと名付けている。ユーザーがここに何か入力すると、Chromeはユーザーが探している可能性が高いサイトを候補として表示する。しかし今回のバージョンではURの自動補完に加えて、バックグラウンドでサイトをプリフェッチし、レンダリングを始めるようになった。

これによって表示が高速化され、場合によってはユーザーがエンターキーを押すと同時にサイトが表示される。もちろんChromeのレンダリング処理自体が高速化されたわけではなく、ユーザーに見えないところで予めページを読み込んでおくというテクニックだが、大多数の一般ユーザーはそういうことには気づかず「おや、今日はなんだかブラウザが速くなっているな」と思うだろう。

もう一つの重要なアップデートは安全なブラウジングを確保するテクノロジーだ。これまでChromeはユーザーが危険なサイトを訪問するのを防ぐことに努力を集中していた。しかし新バージョンでは、これに加えて、ユーザーがダウンロードしようとするファイルをスキャンし、特に .exe、.msiのような実行可能ファイルに悪意あるコードが含まれていないか確認する。この際、ユーザーが訪問しているサイトがマルウェア(無料のアンチウィルス・ソフトを装おう例が多い)を大量にホストしてきた履歴があるかどうかもチェックする。

新バージョンのChromeでマルウェアをダウンロードしようとすると、そのファイルは危険だから破棄すべきだという警告が表示される。この際、Chromeはファイルと発行者をホワイトリスト〔安全が確認された対象のリスト〕に照らしてチェックする。もしファイルがホワイトリストに見つからない場合は、Chromeは当該サイトが過去に多数のマルウェアをダウンロードさせていないかなどGoogleでさらに追加情報を検索する。Chromeはさらに機械学習機能を用いて、ダウンロード・ファイルを分類し、アンチウィルスソフトを騙すために偽装が施されている場合であってもファイルの正体を突き止めることができる。

新バージョンではこれ以外にもバグ修正を含めて多数のセキュリティー面での改良が行われている。技術的詳細はGoogle Chrome Releases blogを参照のこと。

今日同時に公開されたわけではないが、GoogleはブラウザベースのOS、Chrome OSに対しても近くメジャーアップデートが行われると発表した。これには簡単に写真を閲覧、編集、共有できる新しい画像エディタのサポートやVerizon3Gのアクティベーションの改良などが含まれるという。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+