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コダック、デジタルカメラ事業のシャッターを下ろし、ライセンスと写真プリントに注力へ

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今日(米国時間2/9)をイメージング産業で最も象徴的な一企業の時代が終った日と考えたい。先月の会社更正法申請以来、何らかの大きな動きの必要性は予兆されていたが、それでもKodakがデジタルカメラ、カムコーダー、ピクチャーフレームのすべてを手離すという発表は、少々ショッキングである。

すべてが予定通りに進めば、Kodakは年間運用経費を約1億ドル節減できるが、もっと大きな損失はその文化的象徴だろう。Kodakはたしかに存続する、しかし主としてデスクトッププリンターおよびインターネットと店頭の写真プリントサービス業者としてである。

同社はまた、切望される売上獲得のために、ブランドライセンシング事業の拡大に期待しているが、同社の消費者向けイメージング部門はかつての姿の抜け殻となりつつある。

撤退プロセスは今年前半に開始される予定で、Kodakは提携小売業者に対して、サポートや保証に関して残された顧客が見捨てられることのないよう通知した。

KodakのCMO Pradeep Jotwaniによると、同社は利益の高い事業に集中するために、デジタルイメージング分野を縮小してきた。それはKodakとして理解できる行動だ ― 同社はカメラ販売の不調によってこのところ綱渡り状態を続けていたが、一部重要人物らの退社がさらに事態を悪化させた。それでも、かつての業界支配者の喪失は、敏捷と革新的であり続けることが生き残りの鍵であるという教訓を、ライバルたちに思い出させるだろう。

携帯電話とカメラのあいまいな境界線。Kodakは自社の名前と光学系を、Motorola MOTOZINEに貸し出すことで、足を踏み入れはしたものの、本気でこの分野を追究することはなかった。NPDグループの調査が指摘するように、今やスマートフォンのカメラが、単体カメラの需要を置き換えている。当時、タイムリーな賭けに投じていたら、この数年間をもっと隠やかに過ごせていたのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi)