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HTMLとJavaScriptだけ, 専用ソフトを使わない簡単な画面共有サービスScreenLeap

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最近は映画「ターミネーター」に出てくるようなGoogle Glassesが騒がれているぐらいだから、画面共有のような基本的な作業はとっくに解決済みの問題、と誰もが思うかもしれない。しかし、デスクトップ(やその一部)を友だちや同僚と共有する方法はいろいろあるけど、簡単でやさしい、と言えるものはなかなかない。

今でも、コンピュータの前にいる友人などに、操作方法を電話で、つまり音声で指示することが多い。“じゃあ今度はドックを見て。[設定]ボタンがあるだろ。右側の、メタリックなやつ。それをクリックしたら、etc., etc…”。

Y Combinatorの最新の卒業生ScreenLeapは、こんな作業をもっと楽にしたいと願っている。今度、電話で指示するより画面共有がいいな、という状況になったら、ここを使えばいいだろう。使い方はものすごく簡単で、リンクをクリックするだけで友だちの画面が見られるのだ。

画面共有プラットホームとしては老舗(しにせ)のWebExなどがあるし、その後の新勢力も少なくない。たとえば昨年9月のTC Disrupt SFでデビューしたGoInstantやJoinMe、それにGoogle+のHangout機能にも画面共有がある。では、後発のScreenLeapの武器は何だろう? 協同ファウンダのTuyen Truongによると、ビューワがJavaScriptとHTMLだけを使っているのはScreenLeapだけである。つまり、Webブラウザさえあれば(スマートフォンでもOK)、(相手画面の)ブロードキャストを見ることができ、専用のソフト等をインストールする必要がない。

逆に言えば競合相手のJoinMe(LogMeInの一部)などはビューワがFlashを使っているので、使えないスマートフォンが多い(有名なのではiOS製品すべて)。だからWebブラウザではなく、専用のアプリを使う。またGoInstantでは、Flashを使わない場合は見えるのはブラウザの画面だけであり、ほかのアプリケーションも含むコンピュータの画面全体ではない。

画面を見る、ということに関しては、ScreenLeapはよくできている。リンクをクリックするか簡単なPINをScreenLeapのホームページで入力すると、数秒で相手の画面が見られるようになる。ただし、相手(画面をあなたと共有したい側)は、ScreenLeapのJavaアプレットを動かさなければならない。簡単にすぐできることだけど、Javaアプレットのセキュリティ問題などを気にする人にとっては、ハードルだ。

サイトには、必要最小限のものしかなくて、すごく簡素だ。最初に見たときは、何かの広告かと思ったぐらいだ。また機能面でも、簡素すぎるきらいがある。たとえば、画面共有を特定の人びとだけに制限する機能などは、ぜひ最初からあるべきだろう。

でもデザインの問題は簡単に直せそうだし、ユーザアカウントやパーミッションも数週間以内に実装するそうだ。また、画面をビジュアルに共有するだけで音声機能がないが、Truongによると、電話で相手と話しながらこのサービスを使う人がとても多いそうだ。ま、いいか。

当面ScreenLeapは無料だが、今後はいくつかの有料の機能も加えてフリーミアムにするつもりだ。Truongの願いは、ScreenLeapを企業も一般消費者も使ってくれること。とくに後者(一般消費者)が、画面共有にとっては処女市場ではないか、と。彼は、画面共有の現況を、カメラ付き携帯の急速な普及にたとえる。携帯にカメラが必ずあるようになってから(しかも使いやすいので)、写真を撮る人口が一挙に増えた。画面共有も、簡単にいつでも使えるようになることが、普及の鍵だと彼は感じている。

では一般消費者が何を画面共有するのか、それはTruongにとっても未知の世界だが、今後数か月のユースケースを見れば分かるだろう。 画面共有が携帯の写真ほど普及するとは、ぼくには思えないけど、でもScreenLeapはとても使いやすいから、意外と、ほどほどに人気が出るかもしれない。

ところで、ScreenLeapの4人のファウンダ、Tuyen Truong、Lawrence Gentilello、Steven Liu、Allison Huynhのうち、TruongとGentilelloの2人は13年前に、スタンフォード大のSteamtunnelsというサイトのファウンダだった。それは当時まだ印刷媒体だったスタンフォードのFacebookのオンラインバージョンで、のちにFacebook.comとなるものに酷似していた。でも、スタンフォードの学生たちは、それに飛びつかなかった。以下、Stanford Dailyの記事より:

そのサイトの“About Us”のページは1999年にこう述べている、“よく見れば、今や、Facebookはスタンフォードの社会構造の柱の一つだ。新入生にクラスを教えるだけでなく、今では学生たちの机の上に常置された参考資料としてWebsterの辞書以上に愛され酷使されている…そのFacebookを、われわれはオンライン化した。”

でも、そのベータバージョンをリリースしてからわずか1週間後に、大学の意向によりSteamtunnelsは閉鎖された。GentilelloとTruongはスタンフォードの倫理規定に違反しているとされ、指導教員としての職位も剥奪された。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))