ブラウザ競争に勝者なし–どれを選ぶかは好みの問題だ

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ブラウザ戦争は、最終勝者がまだ決まっていないという緊張状態が続いている。あるブラウザの、一年前の有利や不利は今の判断材料にならないし、標準的技術や対話の方法も猫の目のように変わるので、今は全員が、抜け出す機会をうかがって互いに様子見をしているような状態だ。そのうちどこかが、必勝の最終兵器を発明するのかもしれない。

Tom’s HardwareがWindows 7とUbuntu Linuxの上で、最新のブラウザ競争を行ったが、その結果も、いまいち歯切れが悪い。ついこないだまではFirefoxが常勝、IEを笑いものにして楽しんだものだが、突如現れたChromeが、いろんなところでスピードのベンチマークに全勝した。それに、Operaも健闘していた。しかし今は、ぶっちぎりの勝者はいない。ではどうやって、ブラウザを選ぶのか? 簡単だ: コインを投げるのさ。

ベンチマークの項目は、まあこんなものだろう: 標準規格への準拠、HTML5関連、JavaScriptのスピード、ハードウェアアクセラレーション、などなど。ご覧のように全項目での明確な圧勝者はいないから、結論を言いにくい。Firefoxが一応優勝とされているが、Chromeが勝っている項目もある。しかし同じ理由で、Chromeを優勝にしてもすっきりしない。Operaが勝っている項目もあり、IEはメモリ管理でトップ、Safariはページのロード時間で圧勝だ。

ぼくがおすすめするコイン投げは、二者択一の方法だ。まず、Safariは除外。負けている項目のほうが多いから、どうしてもSafariを使わなければならないときだけ、使えばよい。IEも除外。ときどきテストのために使うぐらいだろう。おもしろい機能はいくつかあるが、依然として描画能力が弱い。Operaは使えるけど、でも根っからのOperaファンはこのコイン投げに参加しない。そしてふつうのユーザから見ると、Operaはサポートしているプラグインが少なかったりする。…すると残るのは、FirefoxとChromeだけになる。

では、そのどちらを選ぶべきか。自分で決められない人は、本当にコインを投げるとよい。コインを投げてFirefoxに決まったとき、なんとなく納得しない人は、Chromeにしよう。コイン投げをしたくない人は、Firefoxをインストールする、または、Chromeと両方を使う。というわけで、ふつうのユーザにとっては、ChromeよりもFirefoxを、あるいはFirefoxよりもChromeを、選ぶ理由はない。ぼくは些細な理由でFirefoxを使っているが、でもそれらは、日常的にはパフォーマンスの差などよりも重要な理由なんだ。ぼく以外の人間に向かって、ChromeよりもFirefoxが良い、と言う気はないが。

でも、ぼくのFirefoxと同じように、きわめて個人的日常的な理由で、Safariでないとだめな人や、IEでなきゃだめ、という人はいるはずだ。そういう意味では、ブラウザには明らかに違いがある。人によって、あるいは目的によって、それぞれのブラウザの“持ち味”を選べばよい。それに、あと2か月も経てば、各項目の順位ががらっと変わってるかもしれない。そのときは、またコインが必要だね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))