Google、バナー広告でFacebookを追い抜く?(eMarketer調べ)

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調査会社のeMarketerはGoogleがディスプレイ広告分野でも想像以上に好調であることを示唆するいくつかの興味ある数字を発見したようだ。これはGoogleのこれまでの YouTube、DoubleClick、mobile (AdMob)などの企業買収の成功によるもので、近いうちにFacebookのディスプレイ広告ビジネスを追い抜く勢いだ。

これまでオンライン・ディスプレイ広告ではFacebookが昨年は17億3000万ドルとアメリカで最大の売上を記録していた。 しかし実はGoogleの売上よりわずか2億ドル上回るだけだった。eMarketerの予測では、今年の状況は昨年とあまり変わらず、Facebookの売上が25億8000万ドル、Googleが25億4000万ドルとなるという。

しかし2013年から2014年にかけて状況は変化する。eMarketerでは2014年にはFacebookの成長は13%程度に鈍化するとみている。これに対してGoogleは現在の50%の成長率を2013年にも維持、2014年にも30%程度の成長が見込まれる、という。

しかし、私自身としてはこの予測にまだ完全に納得してはいない。

eMarketerの予測は、主として両社が公表した資料に基づいている。Googleは前四半期の業績報告で検索連動広告以外の広告収入が50億ドルに達し、全売上の12%を占めたと公表している。これは前の5四半期に比べて倍増だった。YouTubeがますます順調に売上を伸ばし、DoubleClickはオンライン・ディスプレイ広告のシェアでトップ、AdMobもモバイルの全プラットフォームで強い。となればここしばらくGoogleのディスプレイ広告の急成長が続くのは確かだろう。

ではFacebook側はどうか? eMarketerは当初Facebookのアメリカのディスプレイ広告収入は20億1000万ドルと予測していた。しかしFacebookのS-1上場申請書によれば、eMarketerの予測は実態より15%ほど過大だったことが判明した。eMarketerはこの失敗に懲りて、Facebookの成長を今回は低めに予測しているような気がする。しかしeMarketerもスポンサー広告のような新しい手法の採用いよってFacebookの収入が急速な成長を取り戻す可能性は指摘している。

要するにそこが問題なのだ。Facebookの広告ビジネスはまだまだ揺籃期にある。Facebookは広告ビジネスにおいてさまざま要素を調整して試しているところだ。さらに、まったく新しい広告ビジネスに挑戦するかもしれない。たとえば、FacebookはDoubleClickやAdMobのライバルとなるような全ウェブ、全モバイル・デバイスが対象の独自の広告ネットワークを作るかもしれない。いずれにせよ、2013年、2014年といえばだいぶ先の話だ。Facebookについてはトラフィックなど基本的な数字は依然好調だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+