i.ntere.st

ソーシャルサービスi.ntere.stがリニューアルしてPinterestクローンに様変わり

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先月に日本でPinterestクローンが間もなくローンチされることを伝えたが、それよりも先にどうやらi.ntere.stのほうがみんなが目にできるPinterestクローンになりそうだ。昨年3月にローンチしたi.ntere.stは自分のほしい物や興味ある本、音楽(CD)、映画(DVD)といった個人の関心でつながるソーシャルサービスだった。そういう意味では、Pinterestとは無関係に、当初から同じようなコンセプトでサービスを提供していた。だが、今日からi.ntere.stはPinterest風のインターフェイスに装いも新たに再出発した。

それまでのi.ntere.stと何が大きく違うかと言えば、ユーザーが自分の興味あるものを登録するところは変わらないのだが、それまでは人ベースでつながっていたソーシャルグラフが、「もの」や「もの」のカテゴリーでつながるようになり、インタレストグラフが形成されることだろう。一方でPinteretに比べてi.ntere.stが大きく違うところがあるのかというと、これについては言及するのに非常に難しいことだ。それだけ完璧なまでにクローン化されている。唯一サイト上でさまざまなショッピングサイトの商品を検索できるところが違うのかもしれないが、インターフェイスは限りなく「そっくり」だ。

果たしてこれがいいのかどうかは意見の分かれるところだろうが、Pinterestそのものが国内で広がっていない以上、このi.ntere.stが先に一般のユーザーに浸透しないとは言えない。そうなったときには、何がオリジナルかどうかは人々は気にするわけではない。clippieのときにもそう書いたけれど、潔くコピーすることもサービスを普及させるうえで1つのアプローチなのかもしれないとは思う。ただ、僕はサービスの形にインスパイアされるのはいいことだと思うけど、そのまんまコピーというのはどうにも好きになれないのだけどね。

ほかのPinterestクローンに比べて、i.ntere.stが持つアドバンテージはそれまでのユーザーが使っていたデータを引き続きつかえるところだろう。既存ユーザーはログインするとそれまでのコーナー名や「もっている」「欲しい」といったコーナー名で自分がいままで登録したデータを確認できる。当初からある程度ユーザーがいるので、今回のリニューアルによって、休眠していたユーザーを改めて呼び戻すこともできるかもしれない。先述のclippieなんかと違って、ターゲットを女性にメイン絞ろうということもなく、幅広いユーザーが使いたいように使ってほしいともi.ntere.stを運営するtattvaの高瀬大輔氏は語っていたことも、幅広いユーザーを獲得できそうで期待はできる。

Pinterestは額は大きくないが、アフィリエイトで収益を上げている。i.ntere.stのビジネスモデルはたぶんこういったことも考えているのだろうけれど、僕が高瀬氏に聞いたところ、インタレストグラフをうまく使ったデータ販売ビジネスなんかも考えているようだ。たとえば、ある商品に興味を持っている人は、違うある商品に興味を持っていることがわかるといったように、その関係性のデータを広告なんかに適用していきたいということだった。

Pinterestはこれからも話題になるだろうし、北米を中心に成長していくだろう。それが日本語化されたときに、i.ntere.stのようなクローンがオリジナルに対して戦える大きな影響力持っているのかどうか、僕はその1点だけに興味があるね。