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Apple、アプリケーション検索および発見サービスを展開するChompを買収。App Storeへの機能統合も間近か?!

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アプリケーションダウンロード数250億達成を目前となり、AppleのApp Storeが大成功をおさめたことに反対する人はいない。大げさな表現がまかり通る世の中ではあるが、しかしAppleがモバイルの世界を完全に変えてしまったというのは、あながち誇張ではないだろう。但し、App Store自体はとても完璧といえるしろものではない。ストアのサイズが膨大になるにつれ、いろいろと問題も出てきた。そのうちのひとつが、適切なアプリケーションを見つけにくくなったということだ。アプリケーションの数は今や500,000以上にものぼっている。いったいどうやってアプリケーションを見つければ良いのだろうか。

とりあえず現在の状況であれば、アプリケーションの発見は難しく、また日々難しくなってきていると言える。人気アプリケーションばかりが目立つこととなり、新しいアプリケーションが日の目を見ることが少なくなっていく。しかし今回のAppleによる買収により、状況は変わり得るだろう。アプリケーションの検索および発見プラットフォームであるChompをAppleが買収したのだ。

TechCrunchで最初にChompを扱ったのは2009年11月のことだった。シードラウンドの資金を調達したという記事だ。以来、ChompはiPhoneアプリケーションのみだったターゲットを広げてAndroidアプリケーションも扱うようになった。今ではChompはVerizonとの提携も行なっていて、Androidアプリケーションの検索機能に大いに寄与しているのだ。但し、今回の買収によって両者の関係には何らかの影響が出てくるものと思われる。

もちろん、こういう話から即座に両者が喧嘩別れするというような話しではない。しかしChompのメンバーおよびプロダクトが完全にAppleのもとに移行してしまえば、両者の関係の終了ということにならざるを得ないだろう。現在提供されているChompアプリケーションについても同様のことが言えるだろうと思う。

記事執筆に向けて情報を集めた段階では、今回の買収に関する細かな条件等は知ることができなかった。しかしChompへの投資を行った人々は概ね好意的に受け取っているらしい。つまりはごく安価な「acqui-hire」ではなく、きちんとした買収であったということなのだろう。AppleはChompチームおよびチームが所有する技術、そして今後の発展プランを入手したことになる。これはAppleのApp Storeにおける検索およびレコメンド機能を大いに改善させることとなるだろう。そうした変更を推し進めるための金は、もちろんAppleにある。参考までにAppleは大成功の四半期を経て、現在1000億ドルほどの現金(ないし現金同等物)を銀行に所有している。

Chompはこれまでに2度のラウンドを通じて250万ドル少々の資金調達をおこなってきた。現在の従業員数は20名少々で、全員がAppleに加わるものと思われる。

ChompのCEO兼共同ファウンダーのa href=”http://www.crunchbase.com/person/benjamin-keighran”>Ben Keighranは、1年前に「モバイルアプリの時代、これは1996年の再来だ」という記事をTechCrunchに寄稿してくれている。自身の企業は、確かに彼自身が述べたチャンスをモノにしたということなのだろう。つぎ込んできた時間を今回無事回収したというわけだ。

Update: 9to5 Macに、フォローアップ記事が掲載されている:

(訳注:本記事の英語版掲載日は2月23日です。日本語版訳出が少々遅れてしまいましたが、今後関連記事が出てくる可能性も高く、今回訳出した次第です)

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(翻訳:Maeda, H)