CoderDojoがGitHubと提携して子どもたちのプログラミング独学を支援

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CoderDojo Octocat by: Cameron McEfee

土曜日の午後、30名ほどの、未来のハッカー志願者たちがサンフランシスコのGitHubのオフィスに集まって、合衆国では初のCoderDojo*を開催した。アイルランドの天才少年と呼ばれたJames Whelton(CoderDojoのファウンダ)がはるばるサンフランシスコまで来て、ハッキングの教育をソーシャルに行う彼の人気サイトの、アメリカ進出に重みを添えた。〔*: CoderDojo==プログラマの道場。〕

CoderDojoはWheltonが高校の最終学年に、放課後にコンピュータクラブをやりたいから教室を使わせてくれ、と学校にかけ合ったことから始まった。当時Whetonが考えたのは、ほんの一握りのギークな友だちを集めてプログラミングのスキルを共有することだったが、その、アイルランドのコーク市における最初のセッションには、なんと40名が参加した。そして当時(2011年6月)18歳だったWheltonは、それから今日までの9か月、多忙の渦中に放り込まれた。コークで人気を獲得したCoderDojoは、次に全国的な人気者になり、Wheltonのグループに会いたいという人たちが押し寄せた。やがてSOSventureBill Liaoが資金を出すようになり、CoderDojoは速やかに首都のダブリンに進出、Wheltonは周辺の島々も含む国中を行脚して、アイルランド各地にDojoのグループを作っていった。

CoderDojoの基本的な考え方は、気軽に楽しくプログラミングを学び、クリエイティブな問題解決と、自分が好きなスキルを共有していくことだ。言うまでもなく合衆国もヨーロッパもデベロッパの需要は常時大きい。Wheltonが考えたのは、若きハッカーたちを親の家の地下室から引っ張り出し、スキルをより本格的に探求し磨けるソーシャルな環境を与えることだ。Wheltonの両親は二人とも歯科医で、自分たちの子がWebやゲームの開発に夢中なことを、必ずしも理解してはいなかったが、彼の大忙しの冒険は、留保なく支持した。今年19歳になったWheltonは、大学進学と、CoderDojoを正式の会社にして世界進出に踏み出すことの両方を、今のところは見送っている。

CoderDojoの合衆国初のミーティングを最初に言い出したのは、GitHubの協同ファウンダでCTOのTom Preston-Wernerと、クリエイティブ部門の最強のボスCameron McEfeeだ。二人はアイルランドで行われたFunConfでWheltonの講演を聞き、その力強さに心を打たれた。McEfeeは前から、社会的な活動などに協力したいと思っていたが、彼自身のスキルでどんな協力ができるのか、分からなかった。でも、Wheltonのアイデアは、自分にもどんぴしゃりだった。彼はWheltonにサンフランシスコで寝泊まりする場所を提供し、Preston-Wernerは合衆国初のCoderDojoの開催場所としてGitHubのサンフランシスコ本社を提供した。先週土曜日に行われた開会セッションは、その部屋の様子を見ただけでも大成功と分かる盛況ぶりで、熱心な子どもたち(7歳〜17歳、私の子もいた)がHTMLとゲーム開発を初体験した。参加は、無料だ。参加条件は、父兄同伴と昼食の持参だ。自分のラップトップを持ってない子には、貸与される。セッションの前半ではWheltonと彼のボランティアチームが子どもたちにHTMLを教え、後半は無料のゲーム開発ソフトを使ってゲームの自作に取り組んだ。オープンソースで無料のソフトだけを使うから CoderDojoのアクセス性は良い。アイルランドでは、CoderDojoから12歳のiOSデベロッパが巣立ち、昨年11月にはそのゲームがAngry Birdsの売上を抜いた。

今後のセッションはMcEfeeが仕切り、計画ではRuby on Railsなどそのほかの言語も加えていきたい。土曜日に手伝ったボランティアの一人は、同じくサンフランシスコで、JavaScript主体のDojoを開きたいと言っている。読者であるあなたが、もしも8歳のときプログラミングを勉強していたら、その後何を達成できただろうか、想像してみて。McEfeeは、こんな言葉を共有した: “ぼくはCoderDojoで、単に子どもたちにプログラミングを教えたいだけじゃない。批判的に学び、批判的に考える人間になってほしいんだ”。そう。子どもたちが、勉強は自分でできるんだ、と分かるその決定的な瞬間。それがあるからこそ、CoderDojoの価値はかけがえなく重く大きいのだ。

Dojoでボランティアの指導者をやってみたい人は、CoderdojoのWebサイトを訪ねてみよう。

[Octocatの画像はCameron McEfee策、写真はGitHubのご厚意による。]

〔はてブのyandodさんに教えていただいた、写真の多い記事。たしかに、盛況だ!〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))