Foursquareはいよいよ既存蓄積データを収益化に活用–投資家は色めきだつがプライバシー問題は?

次の記事

CoderDojoがGitHubと提携して子どもたちのプログラミング独学を支援

photo

FoursquareのファウンダDennis Crowleyは今日(米国時間2/29)の午後をスペインのバルセロナで過ごし、彼の位置情報サービス企業のポテンシャルをMobile World Conferenceに来た人たちに説明した。でも、そんなプレゼンなど聞く必要もない人がいる。同社の今の投資家であるSpark Capitalは同社の5000万ドル相当の株を買う、と情報筋は言っている。それにより少なくとも一部の社員に流動性(==現金化)が提供されるようだ。

その結果評価額は、前回の投資ラウンドにおける、それ自身すでにすごいと言える6億ドル台の、ずっと上の方になるそうだ。しかも今同社は、売上増よりも製品開発に持続的に注力している、というのに。

では、何が投資家をそれほどまでにコーフンさせているのか? たしかに、位置対応アプリはいろんなことに使われ、そのいろんなことをより便利にしてくれる。同社のビジネスモデルに対しては、未熟だ、などの批判はあるけれども、同社が持つデータは(Facebookほどではないにしても)、それを軸に成長しているエコシステムも含めて、同社の未来の大きな金づるになり得るのだ。

今日のカンファレンスでCrowleyは、“Foursquareといえばチェックインとバッジ、と思う人が圧倒的に多いが、とんでもない。われわれはデータのリサイクル利用により、現実世界〔商店など〕のためのリコメンデーションを作っているのだ”、と述べた

Crowleyが言ってることの一つの例が、同社のモバイルアプリに最近加わった“Explore”という新機能だ。それは要するにローカルなリコメンデーション案内で、ユーザはカテゴリーや品目(”sushi”、”hamburgers”など)を指定して近隣のレストランやバーや喫茶店、夜間営業店などなどを見つける。その機能はFoursquareの既有のソーシャルグラフを利用して、友だちが前に訪れて好きになった店などをリコメンドし、またFoursquareのより広範なネットワークから拾ったお得情報やコメントなども提供する。最初Exploreは、ユーザの物理的な現在位置に限定されていたが、最近のアップデートでは、地図上の指定あるいは場所名のタイピングにより、世界中どこでも、近くのおいしいレストラン等をリコメンドできるようになった。

これまで、Foursquareの1500万のユーザは合計15億回チェックインしている。レストランなどの情報は、およそ75万件にのぼる。同社はそのデータを地図上に視覚化する開発作業を進めており、それが完成するとユーザは、お店の場所などがすぐ分かるようになる。

企業向けには、ビジターを個々の店ごとに分類できるから、たとえば食器をそれらのお客の趣味に合わせる、といったデータの利用ができる。また昨年からはAmerican Expressとの提携により、クーポンも提供している。さらにデベロッパ向けには、データをAPIから提供し、今すでにInstagramやPathなどがやってるような、アプリの動作の個人化や地域対応化ができるようになる。

ただし投資に関しては同社は、“資金の問題については何も申せません”と言うのみだ。

今日は、本誌のライターIngrid LundenがMWCの会場でCrowleyにインタビューしたので、彼女がロンドンへ帰る飛行機から降り次第、その記事を投稿するだろう。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))