グループ内写真共有機能を提供するPopset。Facebookへのアルバムエクスポートも簡単便利

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popset-iphoneY Combinatorの2012年度冬組の一員としてデビューしたPopsetをご存知だろうか。グループ内で写真を共有するためのサービスを展開している。もちろんこの種のサービスについては既にいくつか聞いたことがあるだろう。同様のサービスを行なっているところはたくさんある。しかしまだ誰もが思い浮かべる標準サービスの地位を獲得したものはいない。Popsetもその地位を狙おうと登場してきたというわけだ。身近な仲間内で写真の共有を行い、簡単にアルバムの作成を行い、そしてアルバムをFacebookにエクスポートすることができる。

という説明を聞いても、Popsetには何も新しい機能などないではないかと思う人もいることだろう。たとえばグループ内でテキストメッセージのやりとりをするBelugaGroupMeを思い浮かべる人も多いことだろう。あるいは初期のPathBatchLiveShareなどを思い浮かべる人も多いのかもしれない。但し、これらはいずれもPopsetによる機能の実装方式は、他の競合サービスとひと味違うものとなっている。

たとえばPathは、単純な写真共有アプリケーションから、全てをシェアするアプリケーションへと変化した。あるいはGroupMeなどはグループ内でのテキストメッセージ交換に力点をおいていて、写真アルバムを作成したり、写真を共有するということにはさほど力をいれていない。またBatchではFacebookへのアップロードができるようになっているが、しかしアルバム全体をエクスポートするのではなく、ウォールにリンクを貼り付ける形式となっている。さらに(これは個人的な好みの問題に過ぎないかもしれないが)、Popsetのルック&フィールは非常に素晴らしく、他のサービスよりもはるかに魅力的なものに仕上がっている。機能的に便利なのはもちろんのこと、使っていて楽しさも感じるように仕上がっている。

使い始めるのも簡単で、Facebook経由で簡単にサインアップできるようになっている。同時に友だちの招待も簡単に行うことができる。ここまでが利用前作業で、あとはさっそく写真をとって最初のアルバムを作るという段になる。Facebookと統合的に利用できるため、Popsetを利用しているFacebook上での友だちの作成したアルバムなども簡単に見ることができるようになる。もちろんその際は、アルバムの設定が「プライベート」になっておらず、公開されている必要がある。

話を使い始めの時に戻そう。最初のアルバムを作成したら、そのアルバムに名前を付け、次画面に移動する。するとプライバシーに関する3つの要素が表示される。すなわち「Where?」(写真にジオタグを付すか否かチェックボックスで設定する)、「Who can add photos?」(自分のみ、同じ場所にいる人、あるいは特定の友だちが追加できるよう設定できる)、そして「Who can see this album?」(公開かプライベートなものにするかを選ぶ)というものだ。

アルバムの公開、限定的公開、非公開を選ぶことができるのは嬉しい。特定の友だちないし家族とのみアルバムを共有したり、あるいは結婚式やパーティーなどの参加者や、同好の友人とアルバムを共有することができる。また後にアルバムをFacebookのような人数の多いところで共有したくなった場合には、アルバム全体をFacebookにエクスポートすることもできるわけだ。

Popsetはいろいろな用途に利用することができるが、このFacebookへのアップロード機能を歓迎する人も多いだろう。Facebookに大量の写真をまとめてアップロードするのはかなり面倒な作業が必要となる。このためにさまざまなユーティリティが公開されてもいる(個人的にはiLoadを使っている)。しかしここでもPopsetの使い勝手がなかなか優れていて、他とは違う味を感じさせてくれる。さらにPopsetはアルバムをエクスポートするだけでなく、アルバムへのリンクをツイートしたり、メールないしSMSで送る機能なども備わっている。

もちろんPopsetが現状すべての面で完璧というわけではない。たとえばエクスポート機能では、写真が何枚あっても良いというわけではない(これは次のリリースで改善される見込みだそうだ)。現在のところは10枚までということになっているのだ。ちなみに写真フィルターや、特定写真のみのエクスポート機能、あるいはエクスポートする前にFacebook上でのアルバムでプライバシー設定を行なう機能、アルバムのコメントやお気に入り状況などをそのままFacebookにエクスポートする機能なども実装の予定なのだそうだ。

Popsetの設立は2011年春で、創業者はPhillip Wein、Jan Senderk、Nicolas Boes、およびDaniel Wagnerの4名でだ。YCから20,000ドルの資金提供を受けている。また、YC発の企業すべてに出資しているStartFundからも150,000ドルの資金を調達している。

Popsetは無料で、iTunesのこちらからダウンロードできる。

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(翻訳:Maeda, H)