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iPhone用ニュース読み上げツールのSnackrは「ニュースのためのPandora」サービス

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snackr-screen最近登場したSnackrというアプリケーションをご存知だろうか(こちらのSnackrとは別物だ)。パーソナライズしたオーディオニュースのヘッドラインを再生してくれるアプリケーションだ。最新情報のまとめや、ビジネス、エンターテインメント、テック系ないしスタートアップニュース、トップニュースなど、カテゴリ毎のオーディオニュースを流してくれる。

またこのSnackr、ただ単にニュースを音声で伝えてくれるだけでなく、天気や友だちの誕生日、贔屓チームの最新情報などを日々の挨拶として送ってくれるのだ。

アプリケーションは、ちょうど私が情報過多に悩み(いつものことだ)、RSSフィードを音声で読み上げてくれるアプリケーションはないものかとツイートしたタイミングで情報が寄せられた。BuzzVoiceはなかなか面白いが価格が$3.99であり、また広告を掲載しないようにするには毎月$3.99を支払う必要がある。またBuzzVoiceで利用している合成音声も少々好きになれない感じだ。Snackrの方は、英国風イントネーションで、多少聴きやすく感じるロボット音声を採用している。

ちなみにSnackrの人たちが、私のツイートを見たというわけではないようだ。しかしSnackrからのコンタクトを受けたタイミングはまさに「完璧」ではあった。Snackrはまさに情報過多時代に対応しようとするアプリケーションなのだ。テック系ニュースの激流になんとか追いついていくことも仕事の一部であってみれば、頻繁にどうも仕事がうまくいっていないように感じてしまったりもするのだ。自分が見ていないところで、大切なニュースが流れて行ってしまっているのではないかと感じたりもする。なんとか時間を作ってFlipboardでニュースを見たり、あるいはテレビのスイッチを入れたり、はたまたNPRのニュースを聞いてみたりもする。しかしそうしたからと言って「ニュースに追いついた」感じは全くしないのだ。もちろんいくつかのニュースはちゃんと目に入ってくる。しかしそれらのニュースが重要であったり、影響力の強いものであったとしても、結局ニュース消費は「運任せ」のような感じがしてしまうのだ。

こうした悩みを解決しようとするのがSnackrだ。チャネル設定をきちんとしておくことで、まさに自分に関係のあるニュースのみを聴くこともできる。また、ゲーム、科学、スポーツ、娯楽、音楽などのカテゴリを組み合わせて、自分独自のお好みチャネルを作ることもできる。ただ言っておくならチャネルのカスタマイズ作業はなかなか面倒ではある。またいったん作ったカスタムチャネルは削除できないようだ(もし削除できるのなら、その方法はどこかに隠れてしまっているようだ)。

尚、個別にRSSフィードを選択するとか、独自のニュースソースをまとめてチャネルを自分で作成するような機能があればもっと面白いと思う。現在のところ、カスタマイズできるとは言っても、予め用意されているカテゴリを選択するだけだ。まあこれでもほとんどの人には十分ではあるのだろう。独自のカスタマイズがしたいなどと考える人は少ないのかもしれない。

そうした要望事項はあるものの、使い勝手も簡単で非常に面白いアプリケーションだとは思う。画面のタップで再生したりポーズしたりの操作ができる。また気に入ったニュースにスターをつけて後で聞き直したり、あるいはメールアイコンをクリックすれば、ニュース内容がメールで送られてくる。スターマークをつけたニュースを自動的にメールで送ってくるようにしたり、Facebookで共有するための設定も用意されている。ちなみにこれらのオプションは標準でオンになっている。最初はこの設定にも気付かず使っていた。

ところでSnackrはニュースを「まとめ」てくれるわけではないことは記しておくべきだろう。ニュースをまとめるのではなく、記載されているニュースの先頭から読み進めるようになっている。そして最初のパラグラフだけを読んで次のニュースにうつるのだ。Snackrの共同ファウンダーであるJason Tongbai曰く「見出しななめ読みの音声版ですよ」とのこと。

このJason Tongbaiと、もう一人のファウンダーであるBrian Brunnerはスタンフォードで出会った。Brianは現在卒業を間近に控えている(Jasonは卒業した)。Snackrは昨年夏、Plug-and-Playの「University Start-up Camp」から少額の出資を受けたが、現在は自前の資金で運営を行なっているそうだ。

Jasonが言うには、学生時代に教室間を歩いて移動しながら、iPhoneでニュースを読もうとしていてSnackrのアイデアを思いついたそうだ。「見た目も間抜けだったでしょうし、また自転車にはねられそうにもなったんですよ。非常に危険であるにも関わらず、一層多くの人が歩きながらニュースを見るという行為を行うようになってきているようです」と、彼は述べる。そして彼は、ニュース消費に「安全性」を持ち込みたいのだそうだ。もちろん、利用者の興味を掻き立てるよう、カスタマイズ機能にも磨きをかけたい考えだ。

SnackrはApp Storeでこちらから入手することができる。

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(翻訳:Maeda, H)