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Android、他を圧倒する検索に加えブラウザ利用件数でも首位に立つ。但し後塵を拝する分野もあり

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StatCounter-mobile_browser-ww-monthly-201102-201202スマートフォンの販売台数では、いまやAndroidが首位の位置にたっている。そして売上の多さが、ゆっくりと、しかし着実に他の利用状況における好成績に繋がりつつあるようだ。これぞまさしくGoogleが望んでいたことだと言って良いだろう。

StatCounterからの統計データによれば、Androidのネイティブブラウザが、ついにOperaを抜いて、世界で一番多く利用されているモバイル用ウェブブラウザとなったのだそうだ。モバイル検索の分野ではGoogleが一位を独走しているが、スマートフォンの販売台数とならんでブラウザの利用件数でも首位に立つことにより、モバイル分野におけるGoogleの地位が一層強化されたということになる。

但し、世の中で利用されているモバイルOSという観点では、実は依然としてNokiaが首位に立っている。またOS単位ではなくてベンダー単位で見るならば、未だAndroidベンダーのいずれもNokiaないしAppleに追いついてはいないという状況にある。

StatCounterのデータを詳細に見てみると、2012年2月にAndroidが非ネイティブブラウザであるOperaを抜いて初めて首位に立ったのだということがわかる。Operaはモバイル環境用に最も早くから出てきているブラウザアプリケーションで、非スマートフォンからAppleのiPhone(アプリケーションをダウンロードして利用することができる)まで、幅広い機種に対応しているのが強みだ。

ちなみに先週、モバイル版Operaの月間利用者は1億6000万程度であるという発表があった。StatCounterによるとこれは21.7%のシェアということになるそうだ。一方でAndroidネイティブブラウザの2月時点でのマーケットシェアは22.67%となっている。

これらの数字に基づいて計算すると、月間のAndroidブラウザ利用者数は1億6700万程度ということになる。ちなみにモバイルブラウザを利用してウェブにアクセスする人全体の数は7億3700万だ。

Eric Schmidtが先週発表したところによれば、これまでに3億台のAndroidデバイスがアクティベートされているそうで、その数値に比べるとAndroidブラウザの利用者はかなり少なくなってしまっているように思える。結局のところ利用者数でなくアクティベーション数というものを用いる理由がよくわからない(発表する人にとってどちらが好都合かということなのだろう)。、

StatCounterでは他にもさまざまなモバイル活用状況(およびこちらで確認できる通常のインターネット利用状況)を公表している。なかなか面白いデータも出ているのでいくつか拾っておきたい。

— たとえば、モバイル検索の分野でいかにGoogleが他を圧倒しているかをみたければ、ここに掲載するグラフがすべてを示してくれる。Googleのマーケットシェアは97%となり、競合と呼べるところすら存在しない。これは昨年からずっと同様の傾向だ。このグラフが全く正しいとするならば、YahooやBingにとっては悲惨な話ということになる。Microsoftはモバイル分野にかなり力をいれているが、全く成果が出ていないということにもなる。

— モバイルで利用されているOSの話となると、AndroidはまだNokiaやAppleに追いついていない。NokiaのSymbianは依然として30%以上のシェアを占めている。どうやらNokiaはWindowsフォンの方にシフトしようとしているようだが、依然としてSymbian系の機種ないし機能に手をいれているのも当然のことと見ることができる。

— メーカー単位の数値を見ると、ここでも稼働台数でNokiaがトップであるということになる。2011年2月から2012年2月までの動きを見ても、途中の上下変動を経ながらも実は1%しか減少していないのだ。Nokiaに続くメーカーはというと、これはおおかたの予想通りかと思うが、Appleだ。最近になって30%を超えてさらに上昇中だ。Androidベンダーの中で上位に名前が見えるのはSamsungだ。但しモバイルデバイスの売上は多いに伸ばしているようではあるが、利用されているスマートフォンの中で見ると、シェアは14.91%に過ぎないようだ。

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(翻訳:Maeda, H)