リアルタイムアクセス分析Chartbeatの新機能: エンゲージメント重視リンクベイト軽視

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視覚的でグラフィカルなリアルタイムのアクセス分析サービスChartbeatが、数週間後に新バージョンを立ち上げるが、今日(米国時間3/7)はそれを、ちらっと見る機会があった。その大きなテーマは、“もうページビューだけの時代ではないぞ”(beyond pageviews)だ。

上のスクリーンショットは、Chartbeatの(現バージョンの)メインのダッシュボードだ。実はこれは、ベンチャーキャピタリストFred Wilsonのブログの、Chartbeatの結果ページだが、彼は気安く共有をOKしてくれたのだ。新バージョンではインタフェイスの成分などが変わるかもしれないが(ChartbeatのLauryn BennettとAlex Carusilloは、“今のデザインを愛しすぎないでくれ”としつこく言っている)、基本機能は変わらないだろう。

では、何が新しいのか? 今のバージョンと同じく、現在のビジター数が表示の中ではいちばん目立つが、新しい数値として、その日ビジターたちがそのサイトでエンゲージして過ごした総時間数とビジター一人当たりの平均時間が視覚化される。Carusilloによると、そのエンゲージメント時計は、ページをスクロールしたとかコメントを書いたなど、実際のアクティビティだけを数える。ブラウザのどれかのタブ上でたまたま、ページが開いたままになっていた、という人の時間は数えない。

記事のリストも前と同じくダッシュボードに載るが、それらはビューが多い記事という意味ではない。特殊な状況…たとえばトップ記事に異様なほど多くの検索トラフィックがある…を抱えている記事が載るのだ。ビューの多いコンテンツだけだと、Facebookで頻繁に共有されているとか、エンゲージメントのレベルが異様に高いといった、サイトの運営者にとって重要性の高い記事が埋もれてしまう。以前の、ビューが多い記事のリストはChartbeatの別の結果ページに健在だが、それもやはり、各記事の平均エンゲージメント時間が付く。

“リンクベイト的な記事は一見ビューは多いけど、でも人びとがそこで過ごす時間は1〜2秒だ。そんなのを数えても、意味ないからね”、とCarusilloは言う。“率直に言って、そんな数え方はしたくないんだ。重要なのはエンゲージメントと、そのサイトやページの使われ方だ。‘塵が積もって山となった’ような、でっかい数字よりもね”。

トラフィックを分類して、直接来た/リンクから来た/検索から来た/ソーシャルサイトから来た/このサイト内部から来た、をグラフ化する。しかもそれらの傾向を、類似サイトと比較する。ソーシャルなトラフィックとモバイルのトラフィックは、それらをさらに分析できる。

新バージョンのこのような新機軸は、Chartbeatの顧客の中でも、ニュース提供的でないサイトや企業サイトにとって、とくに便利だろう。それらのサイトは量よりも、ユーザアクセスの“質”が重要だから。ユーザたちは自分のサイトでどんな対話的アクションをしているのか、それが総ページビューに劣らず気になるはずだ。

BennettとCarusilloによると、これらの機能は同社のニュースサイト用新製品Newsbeatにも、形を変えて実装される。形を変えてというのは、ニュースサイトは依然として、ページビューを重視するところが多いからだ。でもこれらの新機能はニュースサイトにとっても、多少は役に立つはずだ。彼らの、ページビューに依存する体質が変わるきっかけになるかもしれないが、でも、彼らのリンクベイト的な見出しは、そう簡単には変わらないだろうね。

〔関連記事: (1)、(2)。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))