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雑誌のHearst社, Cosmopolitan誌のデジタル版有料購読者数が10万に

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古くからある印刷媒体の雑誌が、デジタルの未来に向けて好調な出足を刻んだ。そのCosmopolitan誌曰く、デジタル版の有料購読者が10万人を突破いたしました。同誌は〔日本でのananなど以上に超有名な、そして超古い〕ファッションと美容とライフスタイルの月刊誌だ*。発行者のHearst社は、社長のDavid Careyが昨年の11月に、同社のすべての雑誌のデジタル版の有料購読者数を2012年には100万の大台に乗せると言っていた目標に、一歩近づいたわけだ。〔*: 日本語版(集英社)は2005年に廃刊〕

Hearstによれば、その10万の読者の多くは、Apple、Zinio、Barnes & Noble、Amazon Kindleなど、デジタルの新聞雑誌売店で買っている。お値段は1か月1ドル99セントまたは1年19ドル9セントだ。

これらの‘売店’のどこでいちばん売れているのか、それは(尋ねたけど)はっきりしない。最初の売店はHearst自身が2005年に立ち上げたZinioだが、金を払いたくなるようなオマケや特典付きで有料デジタル購読が伸びてきたのは、iPadやKindleなどのeリーダーデバイスが普及したここ2年ほどのことだ。だから、Hearstにとっていちばん繁盛している売店も、おそらく、これらの新しい製品だろう。

Hearstによれば、EsquireGood HousekeepingHarper’s BazaarOなど同社の雑誌全体では、デジタルの有料購読者は50万人だ。しかもこれは、昨年11月末から10万増えたことになる。

有料購読者数10万が発表されたのは今日のCosmopolitanが初めてだから、初めて10万に達した同社の雑誌が同誌、ということだろう。つまり、同社のデジタル雑誌中で目下最大だ。昨年11月にCareyは、有料購読者の各月の伸び率が10〜15%だ、と言っていた。

Hearstは、大部数の有名雑誌で脚光を浴びてきた出版社だが、今後はデジタルオンリーの読者とデジタルオンリーの新規出版物に収益の重点を移したいようだ。デジタル版ではなく物理版、すなわち印刷媒体としての雑誌は、もはや過去の栄光かもしれない。しかしデジタルの今日は、過去の名声の蓄積でなく、これから行っていく投資が生死を決める。デジタルオンリーの雑誌としてはすでにiPadアプリCosmo for Guysがあるが、ほかに一回かぎりの特別号(デジタルムック)として、Cosmopolitan’s Sex Position of the DayCosmopolitanの今日のセックス体位)などもある。こちらの線も、これから増えるのだろう。

Cosmopolitan誌デジタル版の有料購読者を生み出す基盤が、同社のいくつかの無料サイトだ。たとえばその一つCosmopolitan.comは、Hearstによれば現在の月間ユニークビジター数が700万を数える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))