あなたのiOSアプリはApp Storeの検索で上位に出るか?–それを予測するAppCod.es

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ワルシャワの三人がやっているスタートアップAppCod.esが、今日(米国時間3/12)リリースした2つのツールは、モバイルアプリのデベロッパに喜ばれるだろう。どちらもねらいは、デベロッパがより良いASO(App Store Optimization, アプリストア最適化)を達成することだ。ASOはSEOに似ているが、検索エンジンの上で自社ページのランクを上げるのではなく、iTunesやAndroid Market(おっとGoogle Playか、やれやれ)などのアプリストアにおける自分のアプリのランクを上げることだ。

今日からAppCod.esは、その二つのASO用ユーティリティをiTunesから提供する: ひとつはキーワード予想ツールで、自分のアプリの競合製品たちが使っているキーワードを推測する。そしてもう一つは、自分のアプリのキーワードからアプリストア上の位置(順位)を予測する。

AppCod.esの協同ファウンダTomasz Kolinkoは、次のように説明する: “これまではデベロッパが、そのアプリの一連のキーワードをアプリストアに提出してから、1週間ぐらい承認を待っていた。そして承認の翌日以降に、自分のASOの効果が判明する”。

同社の予測ツールを使うと、自分が選んだキーワードの効果がわずか数秒で分かる。

ツールはまだできたてほやほやだが、しかしKolinkoによると、テストの結果は上々だったそうだ。このサービスを使うためには、デベロッパは自分のアプリの名前と、そのiTunes用のキーワードをタイプする。そうすると予測結果は、それらのキーワードで検索したときに検索結果のトップページにそのアプリが載る確率を示す。

下のデモビデオでは、”Goal Setting Workshop”という名前のアプリを試している。そしてアプリの名前とキーワードを変えるたびに、検索結果の上位に出る確率(パーセンテージ)がリアルタイムで変わる。

Appleが、こんなツールを作れるためのデータを公開しているわけではない。AppCod.es自身が、アプリストアを激しく調べまくって集めたデータを使う。同社は、Appleのランキングの仕組みを知るためのアルゴリズムを、独自に開発した。順位付けに一定の傾向があることは、前から一般的に知られていた。

“検索のクェリがアプリの名前にあったり、デベロッパの名前の中にあったり、アプリ内購入の名前にあるものは、順位が上になるね”、とKolinkoは説明する。“検索クェリがキーワードの中にしかないアプリは、順位が低くなる。逆に、検索クェリとアプリの名前がぴったり同じだったり、ダウンロード数の多いアプリを、Appleのランキングアルゴリズムは好きなようだね”。

でも、難しいのはやはり細部だ。Appleのランキングアルゴリズムを知るために彼らは、自分たち自身のアプリに関連したデータや、キーワードに関して集めた知識、競合製品のキーワードなどなどを調べ、Appleの重み付け関数を正確に推測しようとした。

“Appleのデータを使ったわけじゃないから100%正しいとは言えないが、かなり正しいね”、これがKolinko自身の評価だ。

もっと多くのデベロッパの協力を得て、データの精度を高めるまでは、当たるも八卦の占いじみた側面もある。でも今のデベロッパが使っているASO技術(というか、それはほとんど無に等しい)に比べれば、相当な進歩だ。

自分のアプリのランクを占うユーティリティと並んで今日同社が発表したのが、競合製品が使っているキーワードを推測するツールだ。

このツールはたとえば、Instagramが使っているキーワードは”camera, effects, filters, free, photo, share, vintage, hipster”だ、と占ってくれる。”hipster”が出てくるのは、笑えるね。競合製品のApp Store内の順位を知ることが、使うべき、あるいは使ってはならないキーワードを判断するための第一歩だ。

Kolinkoによれば、同社のデータベースには現在、45万のiOSアプリと15万のキーワードが載っているので、正しいキーワードかどうかはすぐに分かる。“たとえばうちのデータベースによると、’Angry Birds’アプリには’slingshot’というキーワードがある。合衆国のApp Storeで’Angry Birds slingshot’で検索すると、Angry Birdsが見つかるが、Angry Birdsのキーワードリストに実際に’slingshot’がなければ、そういう結果にはならない”。

ただし彼によると、Appleは正確なマッチングだけでなく近似マッチングも使っているので、AppCod.esの推測も、それに近い語にマッチする場合がある。たとえば”gratis”(無料)を使っているアプリは、”gratii”、”gratuit”、”gratins”などのようなミススペルでもつかまる。

AppCod.es自身も認めているが、同社のWebサイトのデザインは、たとえばMobileDevHQ (AppStoreHQから)のようなプロフェッショナルなサイトに比べると、かなり貧弱だ。本誌はMobileDevHQのASOツールを先月紹介した(AppCod.esはこの製品のコメントに自社のリンクを載せているが、まあ自分を売り込むためにはそれぐらい、しょうがないよね。ASOそのものも、啓蒙する必要があるし。)

今のところ、このようなツールは、アプリのランクを決めるためのパラメータの数が少ないので、比較的楽に作れる(GoogleがWebページのランキングのために使っているシグナルは数千におよぶ)。でもAppleは最近Chompを買収したから、検索のアルゴリズムは今後もっと高度になり、そしてそれに対応するASOの技術も、複雑にならざるを得ないだろう。

AppCod.esのツールセットは有料(月額15ドル)で、合衆国のiTunes App Storeのみに対応している。しかし本誌TechCrunchの読者は、ユーザコードTC1により、最初の1か月は1ドルで使える。さらに、TCFREEで登録した最初の50名は、このサービスを無料で使える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))