Y Combinator、アイディアを持たないファウンダーも応募可能に

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ベンチャーキャピタルは経験豊富なファウンダーを客員起業家(EIR)として迎えたがる ― 通常、何をやりたいか明確なアイディアなしにやってきて、ひたすら新会社を考え出す任務を負う人たちだ。

このたびY Combinatorは、このタイプの自由形式な起業を同社のシード期ファンドに組み入れようとしている。一ひねりを加えて。

もしあなたが起業チーム候補生(あるいはユニークな将来生のある個人)なら、Y Combinatorの次の起業クラスにアイディア無しで応募できる。一見これは逆張りのようだが、実は早期スタートアップのモデルと完全に一致している。会社を成功させるには最初のコンセプトよりも、チームの方が重要な時期だからだ。さらにPaul Graham率いる同社が今日(米国時間3/13)公開した説明にはこうある。

なぜこれをやるのか? ひとつは、既にやっていたことだと気付いたから。われわれが受け入れるスタートアップの多くが、自分たちのアイディアを完全に変える。その中には非常にうまくいっているところもある。Redditは当初、携帯電話で食料を注文する方法になるはずだった(これは今なら〈実現可能な〉アイディアだが、スマートフォン以前は違った)。Scribdは車の相乗りサービスだった

別の見方をすれば、これでYCは、才能を集めるためのさらにハードルの低い方法を持つことになる。繰り返しになるが、これはVCが時としてEIRと共にやっていることだ。しかしもっと良いことに、VCが支援するさまざまな成熟期の企業と異なり、YCの各クラスは計画を反復したり、完全に変更するような会社で溢れている。自らのアイディアを持たない才能ある人々が、自分のプロジェクトを完了しなかった時に周囲のもっと強力なプロジェクトの共同ファウンダーになることは想像に難くない。たとえそれが本来の意図でなかったとしても。

YCのこの新プログラムがうまくいくとわかれば ― 同社はこれが実験であることを注意深く説明している ― 他の多くの早期企業支援、促進組織やインキュベーターも採用するだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)