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ChronoZoom
Big History

137億年の全宇宙史をHTML5+Microsoft Azureで見られるChronoZoomプロジェクト

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テクコミュニティに属するわれわれは、小さなことにとらわれすぎる、と感じるときがある。ハードウェアの仕様とか、OSの選択、噂に次ぐ噂…一歩下がって、細かいことを気にするのをやめたほうが、よいのではないか。

そして自分の視野をちょいと広げるために、このすてきな週末の午後、われわれが今いる宇宙の140億年近い歴史を探求するのはどうだろう? そのための方法はたくさんある。Wikipediaのリンクをランダムに辿っていくだけでも、十分かもしれない。でも、もっとゴージャスな方法はないだろうか?

それなら、ChronoZoomできまりだ。

ChronoZoomは、宇宙の歴史のすべてをブラウザ上に繰り広げる。クリックすると別の時代へ行けて、最終的には、どうやって今のわれわれの時代に到達したのか、そこまでの歴史的事象の継起が分かる。そう、なぜ今ぼくという人間がいて、そいつがオフィスの椅子に座って宇宙について書いているのか。星たちが輝く時代(Stelliferous Era)について知りたい? では、それをクリックしたまえ、宇宙探検家の友よ。地球がどのようにしてできたか知りたい? “Earth and Solar System”(地球と太陽系)へ行けば、歴史家のDavid Christianがわれわれの故郷の誕生について話してくれる。

しかもこのプロジェクトは、AzureとHTML5だけで作られているから、iPadやAndroidデバイスを持ってカウチに横になるだけで、太古の底知れぬ暗黒の宇宙へと旅立てるのだ。

ChronoZoomプロジェクトはWalter Alvarezと、彼の昔の教え子Roland Saekowの脳から生まれた。Alvarezは父親と共に、恐竜は6500万年前に大型の小惑星の衝突で絶滅したという説を唱えたことで、いちばんよく知られていると思うが、彼がSaekowと出会ったのはUC Berkeley(カリフォルニア大学バークリー校)でBig Historyと題するコースを教えていたときだ。

古代史というと、エジプトとか、ローマ、チグリスとユーフラテス川沿岸のメソポタミア文明、なんかを連想しがちだ。でもAlvarezのBig Historyでは、歴史の始まり==宇宙の始まりだ。だからChronoZoomが見せる歴史は、学校の授業の歴史よりもずっとずっと長い。最初は新しい学習ツールとして始まったプロジェクトは、やがてMicrosoft ResearchとMoscow State Universityの目にとまり、彼らから大きな支援を受けることになった。そうしてChronoZoomは完成した。

ChronoZoomはまだベータで、たしかに未完成な部分もあるが、でも今の状態でも十分に鑑賞にたえるし、とってもクールだ。Seganの有名なPale Blue Dotを退屈と感じた人も、このChronoZoomでは人類の歴史全体がワンクリックで巨大な宇宙の彼方に消えてしまうのを見て、愕然とするだろう。まだあなた、Android vs. iOSなんて、せせこましい話題に、関心ある?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))