人力飛行はわざと不鮮明に作ったCGだった
【抄訳】
やれやれ、昨日から今日にかけて募り来る証拠によると、人力飛行の可能性…あのWiiのセンサーを使った羽ばたき型飛行機…に夢中だったぼくの目は、現実に対して盲目だったようだ。昨日本誌は、その、Jarno SmeetsのHuman BirdWingsプロジェクトが、100メートルの飛行に成功したと報じた。しかしCG(or CGI)の専門家たちは、その人力飛行は嘘だと言った。彼らの言葉が、そのままインチキの証拠になるわけではないし、むしろMythBustersのJamie Hynemanなどは昨日、現代のテクノロジを利用すれば人力飛行は不可能ではない、という説を述べた。でもどうやらそれも、Jarnoおじさんを救えないようだ。
今日(米国時間3/21)はGizmodoに、Industrial Light & Magic(ジョージ・ルーカスのCG工房)の技術部長Ryan Martinの話が載った。彼は、Smeetsの飛行は可能性の範囲内にないから捏造(フェイク)だ、と断じている。でも、捏造としては、良くできている、と:
Industrial Light & Magicのそのほかの技術者たちは、ビデオの映像を疑問視するだけでなく、そもそも物理学的におかしい、と言う。約12名のCG技術者たちは、飛行中の彼の頭の静止を指摘するだけではなく、腕の筋力だけであれだけの揚力を作りだすことはできない、と言う。まだ、脚力を使ったほうが、ましだっただろう、と。
【後略: 記事は「LinkedInのプロフィールに載っている彼の勤務先の会社は、“わが社にはJarno Smeetsという者はいない”と言った」で締めくくられている。彼への問い合わせに対し、返事もないそうだ。】
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))