Ustreamのアジア進出第二弾–ソフトバンク等の出資で韓国へ

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ライブのビデオストリーミングプラットホームUstreamは昨年10月に、韓国の通信大手KT Corporationとの提携を発表した。その契約には1000万ドルの資金調達が含まれていたが、その投資ラウンドを仕切ったのは日本のやはり大手通信企業Softbankだった(同社の関連VC企業Softbank Capitalは、ボストンなどの都市で事業を展開している)。この投資により、Ustreamが外部から導入した資金の総額は6000万ドル近くになる。

Softbankからの追加資金とKT Corporationとの提携は、韓国におけるUstreamのロンチを支えるものだ。そして今日ついに同社は、サービスの韓国語版とそのためのポータルUstream Koreaの立ち上げを公式に発表した。

Ustream Koreaは2010年1月にロンチした日本語バージョンに次ぐ第二の非英語プラットホームだ。日本語サービスは、Ustream AsiaのCEO Tomotaka Nakagawaの指揮下にある。KT Corp.とUstream Asiaとのパートナーシップの一環としてUstreamは、今年の1月、韓国事業を担当するCEOとしてJimmy Kimの名前を発表した。Kimはそれまで、Viacom Internationalの副社長で、そのほかCNBCやTechnicolor、Bloomberg Televisionなどにも在籍した人物である。

この合弁事業によりUstreamは、同社のテキストベースのソーシャルネットワークを韓国でも展開できる。それにはライブの対話的体験も含まれる、とUstreamのソーシャルメディアマネージャTony Rigginsは言っている。Ustream Koreaは立ち上げの早々から、“Penguin Cam”のようなコンテンツも提供する。それはサンディエゴのSeaWorldからライブでストリーミングされ、またAPのニュースチャネルにも配信される。このほか、Olleh Smartphone映画フェスティバルやIndi Band Awardsなどのイベントも‘放送’される。

Ustream KoreaにはUstreamの既存の機能がすべてあり、ビデオの協同ホスティングやIRCのチャット、カスタムチャネル、埋め込みプレーヤー、モバイルからのリアルタイム視聴、スマートテレビ、などなど盛りだくさんだ。今年の初めにはKポップのスターWonder-GirlsやPark Jae Bumなどが公式ロンチ前のこのプラットホームを試用した。おそらく今後は、もっと多数のスターたちを起用して、韓国における登録ユーザの増加に努めるだろう。

Ustream Japanは国内にすでに12のテレビスタジオを持ち、ニュースやセレブらからのメッセージ、広告などを放送しているが、それらは一般ユーザがコンテンツの放送に利用することもできる。Ustream Koreaも当然、韓国においてこのような、一般放送とユーザ生成コンテンツの混合編成を打ち出すだろう。

Ustream Asiaはすでに、NHK、Starbucks、Nikkeiなどがパートナーとして顔を揃えているが、同じくUstream Koreaも、PRとマーケティングの両方の線から、同種の戦略を採用するだろう。KT Corp.をはじめ韓国の有力企業の多くが、マルチメディアプレスリリースのリアルタイム化に加え、Ustreamを利用して行う新製品とサービスのロンチに関心を示している。

2月現在でUstreamは登録ユーザ数が1420万、これまでに作られたソーシャルストリームメッセージが2900万、ビューワの数はWebとモバイル合わせて20億、という実績を持つ。Quantcastによると、5450万人が毎月Ustreamを視聴している

Ustreamはアジアへの進出を続行中であり、しかもそれは、大手通信企業に支援されるという賢明な形だ。アジアでのユーザは増えており、プラットホームの現地語化により成長に一層の弾みがつくだろう。次は中国かとの問いには答えないが、年内にまたそのほかのアジアの急成長市場に進出したとしても意外ではない。

詳しくは、新たな韓国版プラットホームを訪ねてみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))