Facebook、新本社の屋上を1辺13メートルのQRコードで飾る
Mark Zuckerbergが1 Hacker Wayの巨大なFacebook新本社を飾るために「スペース・ハッカソン」の開催を指示した時、恐らく彼は自分の言葉をそこまで文字通りに受け取る社員がいるとは思っていなかった。何人かがタール・ペンキを手に屋上へと駆け上り、宇宙からでも見える一辺12.8メートルのQRコードが出来あがった。
これをスキャンすると、Facebookの新しいFB QRコードページが開き、そこにはパズル、ジョーク等この会社を人間らしさを示す趣向が凝らされている。今のところこれを直接見るには、飛行機かFacebookのセキュリティーカードが必要だが、いずれインデックスされればお気に入りの衛星写真サイトに現れるはずだ。
このハッカソンがアナウンスされた時、殆どの社員はキャンパスにポスターを貼ったり壁に絵を描いたりすることを想像したが、Mark Pikeはもっと大きなことを頭に描いた。「始まりはZuckの書き込みへのコメントだった。『そうだハックだ!どこかに巨大なQRコードを描いて、オンラインマップでリックロールしたり、みんなをウチの採用ページに飛ばしたり、GeoCitiesの”Clarissa Explains it All”ページに送り込んだりできる』と書いたんだ」とPikeは語った。
ハッカソンが行われた夜の8時、Pikeと5人の仲間たちはプロジェクトを開始した。深夜までには30人からなる一団になっていたが、レイアウトし損っていないかを確かめるためには夜明けまで待たなくてはならなかった。社員の一人がキヤノンのカメラのファームウェアをハックし、自家製リモコン「フランケンコプラー」に縛り付けて、屋根の上に放った。
写真と共にヘリが着陸した時、彼らはようやくコードが正しく働くことを知った。Facebookが確認のために空から見た眺めをご覧あれ。上の大きな画像を、iOS用のScan、AndroidのQR Droid他、ほぼどのQRアプリでもスキャンして試すことができる。
学生寮の一室で始まったことが、世界で最も強力な会社の一つへと成長した。今やデータベース構造やビジネスモデルが会社の心配の種だ。しかし、屋上のバカバカしい巨大QRコードは、未だにFacebookの気持ちが若いままであることの証明だ。
[航空写真提供:FacebookのJustin Shaffer]
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(翻訳:Nob Takahashi)