日本初のY Combinator出身:Anyperkはスタートアップに特典を提供する

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自己資金によるスタートアップの多くにとって、ウェブや運用サービスの費用は無視できない。A/Bテストから名刺の作成、メールに到るまで企業の経費は積み重なっていく。Y Combinator発のスタートアップ、Anyperkは、企業やスタートアップにウェブサービスを格安で提供することを目指している。

日本で最初のY Combinator発のスタートアップであるAnyperkを使うと、スタートアップは、名刺の作成ならMoo、A/BテストならOptimizely、支払い処理ならBraintree、メール配信サービスならMailgunから等、様々なディスカウントサービスを利用できる。

実際にはスタートアップが特典を受けるためには、申請して審査を受けなくてはならない。Anyperkを使う資格があるかどうかを決める基準は、シード資金からシリーズAまで何らかの資金提供を受けているかによる。

現時点では、Anyperkにサインアップするだけで、これらの特典を無料で受けることができる。多くのスタートアップが同サイトに群がるのも無理はない。先月だけで500社以上のスタートアップがAnyperkに登録し、同サイトで利用できる80以上の特典を提供するサービスを利用している。Anyperkによると、同社は特典提供サービスへのトラフィックを追跡していて、どの特典に一番人気があり、どこを紹介し続けるべきかがわかるそうだ。
同社は、特典としてまずウェブサービスからスタートする。これは、スタートアップや企業に対して幅広いディスカウントを提供しやすいからで、将来は他のタイプの特典にも広げていく予定だ。

Anyperkは、今後もこれらの特典を無料で企業に提供していく計画で、同社のビジネスモデルは、企業の従業員向け特典を管理するサービスの収益化に焦点を絞っていく。Anyperkが、コンピューター、モバイルサービス等向けの特典を集めてパッケージ化し、これを従業員向け特典として利用したいスタートアップに販売する。いずれ同社は、従業員福祉の管理にも参入したい考えだ。Betterworksがスタートアップや企業向けに福祉を管理していると同様のサービスだ。

Anyperkのファウンダー、Fukuyama Taro、Atsu Takahashi、Sunny Tsangの3人は、スタートアップで成功した経歴を持つ。Takahashiはスマートフォン用広告ネットワーク会社、Nobotを共同設立し、日本企業のKDDIに1900万ドルで売却している。

自己資金で立ち上げたスタートアップに、こうしたタイプの需要があることは明らかで、Anyperkは企業やウェブサービスの関心を引く上で何の苦労もないだろう。投資家も名乗出た ― 同社はBen Lewis(TapjoyおよびKarmaの共同ファウンダー)、Digital Garage、Start Fund、SV Angels、Andreessen Horowitzから資金を調達している。

TechCrunch読者は、Anyperkにサインアップする際に「どこで聞いたか」を尋ねられたら「TC12」と入力すれば、特別な配慮を受けられる。


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(翻訳:Nob Takahashi)