99dressesは、女性たちに無限クローゼットを提供する

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女性の服の買い方のモデルは事実上崩壊している。永遠に移りゆくステータスシンボルであり流行の対象である故に、ファッションは他のどんな商品とも同一視できない。

例えば家具。新しいソファーかベッドを買って一つ所有してしまえば、2週間後にもう一つ買ったり、別のを買うことはない。服や靴は違う。実際多くの女性は、私を含めて、できることなら同じ服は二度と着たくない。

しかし、お金を出して買う以上、一度しか着ないことは経済的に実現可能性がない。たとえ上位1%の人々であっても。

「クローゼット一杯に服があるのに何も着るものがない気分」と99dressesのファウンダー、Nikki Durkinは言う。「私は二十歳の女の子。あまりお金はない、でもキレイに見せたい。私や友だちみんなが同じ問題を抱えているなら、この無限のクローゼットを作っちゃおう」。

Durkinは、彼女のジレンマを解決するテクノロジーが存在していることを知り、母国オーストラリアで衣類交換コミュニティー、99dressesを作った。無限クローゼットのアイディアは口づてに広まり、サイトには4ヵ月で4000着以上のドレスがアップロードされた。Durkinはオーストラリアのサイトを閉鎖し、米国市場へ進出する決断を下した ― とこでY Combinatorに申請し、そして受理された。

99dressesに参加するためには、自分は飽きたけれども誰かが喜んでくれるかもしれない服をアップロードする。PoshmarkやThreadflipなどの衣類交換サイトと異なり、99dressesのターゲットは、Forever 21やZaraの層であり、Lanvin、Balenciaga、Pradaなどを愛好する金持ちではない。

さらにライバルたちと違うのは、99dressesでは本物の通貨を使わない。服をアップロードする女性はそれを売って「ボタン」にしなくてはならない。代わりにそのボタンで別の服(サイズ別に分類されている)を買うことができる。必要なボタンが足りなければ1つ1ドルで買うこともできる。現在同社はこのボタンの販売で収益化している。

品物は無限クローゼットから離れることがなく、「買う」ことによって循環するだけだ。見かけ上、服を買い、一度パーティーに着て行き、再アップロードして次に誰かが楽しむ(送料は売り手が負担)。「これは罪悪感のないショッピング」とDrukinは言う、「だから同じ服を二度着ないですむ快感が続くの」。

現在同サービスではドレスしか扱っていないが、Durkinは今後1~2ヵ月のうちに別の種類の衣類も始める計画だと言っていた。さらにDurkinは、米国内の大学と交渉中で、各校のキャンパス毎に専用の99dressesプラットフォームを導入することを持ちかけている。男性版の予定はない。なぜなら男は「ファッションの消費のしかたが女性とは違う」からだそうだ。

現在サイトには500着以上のドレスがあり、Durkinは在庫の拡大に注力している。彼女によるとサイトはオーストラリアで非常に愛され、今でも女性たちから再開を望むメールが届くという。「私はこのモデルをオーストラリアで証明したのです」。

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(翻訳:Nob Takahashi)