Siriのファウンダーが語る命名の裏話―ジョブズは当初この名前に反対だった

次の記事

安物のAndroid携帯を買わないでほしい

full

ちょっといい話をひとつ。Yoni Heislerによれば、Siriの共同ファウンダー、Dag KittlausはシカゴのカンファレンスでSiriの命名に関する裏話を披露した。

Siriはノルウェイ神話に登場する美しい勝利の女神だという。Kittlausはこの名前が気に入って早くからsiri.comというドメイン名も取得していた。彼は女の子が生まれたらSiriと名付けるつもりだったが、最初に生まれたのは男の子だった。 そこで自分のアプリをSiriと名づけたのだという。

Appleに買収された後、Kittlausはソフトウェア責任者のScott ForstallにApple本社に呼び出された。ちょっとしたやり取りの後、Kttlausは極秘でスティーブ・ジョブズに引き合わされた。

ジョブズは翌日私を自宅に呼んだ。私は出かけていき、暖炉の前でジョブズと共に3時間過ごした。われわれは未来についてシュールな会話を交わした。彼はなぜAppleは間違いなく勝利を収めるかを語り、私はSiriの現状を説明した。ジョブズは私の話したことに大いに興奮した。彼はこの分野全般に非常に強い関心を抱いていた。しかしAppleは非常に慎重で忍耐強い会社だ。Appleが新しい分野に進出するときには、間違いなく大きな進歩を引き起こせると見極めがつくまで製品を発表しない。それがジョブズのやり方だった。

ジョブズは当初、Siriという名前が気に入らなかったという。しかし自分でもっといい名前を思いつかず(Ethelとか?)、Kittlausの熱心な説得に負けてノルウェイの勝利の女神がiPhoneのアシスタントの名前となった。その後の展開は皆さんがご承知のとおりだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+