Google、タブレットの直販を計画中(WSJ発)

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また来た。Googleがタブレット市場に打って出るという噂は、遠い昔から続いているような気がするが、そこへWall Street Journalが割り込んできた。例によっていくつか匿名の情報源を挙げて、Googleが自前でAmazon〈風〉のオンラインストアを計画していると書いている。

ただし、ただのAndroidタブレットではない ― メーカー名に加えてGoogleの名前を冠した共同ブランド製品だ。Googleは(得手不得手はあっても)様々な分野に手を染めているが、消費者向けハードウェアの製造は間違いなく畑違いだ。そこでGoogleは、AsusやSamsung(さらに恐らく一時期はMotorola)のハードウェア専門家と共同開発し、さらにはAmazonのKindleと同様に、助成金によってタブレットの価格を低く抑える可能性も検討しているようだ。

もしこれらの噂が本当なら、Googleはいい線を突いているかもしれない。想定されるその店は、もし噂の絶えない199ドルNexusタブレットが現実になれば、最初から目玉商品を抱えることになる。さらに、WSJが2012年中頃に出ると言っているJelly Beanが走ることになれば、さらに魅力的な製品になる。今のところ、iPadと互角に戦えるAndroidタブレットはFireだけだが、もしGoogleが価格で近接し、スペックで上回ることができれば、Amazonもうかうかしていられない。これは必ずしもiPadキラーになる図式ではないが、タブレット界の確実な2位という位置は軽視できない。

しかし、気になるのは、こういう製品の販売に関してGoogleがどう考えているかだ。Googleはこの手のオンライン小売モデルを重視してこなかった ― Nexus Oneは、T-Moblieがネットワークを提供したがGoogleの助成金なしで販売された。しかし次のNexusが出た時にはGoogleも賢くなって、Best Buyの力を借りてNexus Sを人々の手に渡りやすくした。タブレットを現実世界に送り込むためには、可視性が問題になってくる。リアル店舗には間違いなく即時性がある ― 何かを見てから自分の物にするまでの遅延が殆どない。

それでも、消費者直販のアプローチには優位性がある。小売中間業者を回避することで、Googleはこの状況をはるかに強くコントロールできる(もちろん収益を分配する必要もない)。Nexus Oneは先例としてはあまり当てにならないが、人々が尻込みしたのは悪いデバイスだったからではない。契約なしで529.99ドルという価格だったからだ。恐らく思い切った価格になるであろうタブレットと、それなりの支払いシステムを持つGoogleは、この新しい収入源を確実に把むことができるはずだ。もちろん、彼らがその低価格Google公認タブレットの需要を維持できればの話ではある。

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(翻訳:Nob Takahashi)