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Snapguide:簡単リアルタイムなハウツーガイド制作ツール、iOSアプリケーションとしてデビュー

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Snapguide_logo_236iOSアプリケーションとして登場したSnapguideは、iPhoneを活用して楽しくハウツーガイドを作成するためのアプリケーションだ。ウェブ上にはさまざまなハウツーガイド閲覧ないし制作サイトがある。中ではSEOに力を入れて、有料ライターに記事を書かせるeHow.comなどが人気を集めている。しかしいずれもまだ大ブレイクを果たしたとは言えない状況だ。そのような中SnapguideはiPhoneを活用して、素早く、簡単にハウツーガイドを制作できるようにしようというコンセプトだ。WikiHowのような大手をFacebookとするならば、このSnapguideは小規模なPathという位置づけになるかもしれない。

Snapguideの共同ファウンダーであるDaniel Raffelは次のように言っている。すなわち「eHowは非常に素晴らしいオンラインコンテンツを揃えています。しかし人々が興味を持たないコンテンツも多いようなのです。私たちは人々が熱い関心を持っている内容をシェアするような場所を作りたいと考えたのです」とのことだ。積極的に情報をシェアするという観点から、将来的にeHowとパートナーシップを結ぶということもあり得るかもしれないとのこと。

Snapguideはなるほど携帯によるリアルタイム性を十分に活用していて、PathのファウンダーであるDave Morinが出資しているのもなるほどと頷ける。他にもCrunchFund、Index Ventureなどメジャーどころが出資している。Snapguide自体の共同ファウンダーにもなかなかの人材が揃っていて、Raffelの他にはYahoo Pipesに関わったThomas Keller、GoogleのChromeチームのメンバーだったSteve Krulewitzなどが名を連ねている。

現在のところ、「家庭で楽しむチキンの真空調理法」や「スカーフ(マフラー)の巻き方5パターン」などといったところまで数百ものハウツーガイドが掲載されている。このサービスのそもそもの発端はというと、とあるプレゼントから発したものだとのことだ。すなわち、KrulewitzがRaffelに『Tartine Bread』という本をプレゼントしたのだそうだ。受け取ったRaffelはレシピの難しさに四苦八苦したそうだ。そこで実際の調理の様子をステップバイステップに分割したらわかりやすくなるのではないかと考えたらしい。スマートフォンを使えばリアルタイムの撮影も簡単にできると考えたのが良かったわけだ。

ハウツーガイドの制作を行うには、まずSnapguideをダウンロードする。そして説明のため(たとえばの写真Sock bunの作り方ならば、「1. 靴下の下部分を切り取りましょう」だったりする)を随時撮影していく(60秒以内のビデオでも良い)。写真を撮影したあとで、まとめてそれぞれの写真についての説明を入力していく。iPhone用なのでNuance Technologyの技術を使った音声入力にも対応している。

「写真を使って、リアルタイムに、かつ簡単にドキュメントを作成したいと考えたのです。何かをしながら実際に説明するのと、あとでまとめて説明するのとでは内容が変わってきますので、リアルタイムに拘りました」とRaffelは言う。

撮影した写真に対する説明入力を終えたら、不要な写真を削除したり、あるいは説明の順番を変更することもできる。OKであれば公開する。SnapguideにはTwitterやFacebookなどでソーシャルに共有するための機能も備わっている。またSnapguide独自にフォローしたりフォローされたりという関係を持つこともできる。フォローすると、人気のハウツーガイドの情報とともに、フォローした人が作成したガイドもアプリケーション内のタイムラインに流れてくるようになる。ウェブ上にはないが、アプリケーションには検索機能も備わっていて、Raffelは「あまりに高速で驚きますよ」と言っている。

現在のところRaffelは、ハウツーガイドをウィジェットとしてエクスポートする機能を実現したいと考えているようだ。ウィジェット化できればインターネット上のあちこちのサイトで公開することができるようになる。そうなれば、やはりハウツー関連の情報も扱っているBeautylishやRefinery29などのサイトやブログ等でもSnapguideが使えるようになる。たとえばBeautylishにもSock bunの記事があるが、ここが動画になれば便利だろう。「昔はハウツーを作るのも大変でした」とRaffelは言う。そう、撮影した写真をひとつひとつ開いて、そこに説明を加えてページを整えていくという作業はかなり大変だった。

Snapguideのゴールとしては、エキスパートや熱狂的な趣味を持つ人同士をSnapguideを舞台に繋げてみたいということだ。ハイレベルな人々の経験がひとつ所に集まればちょっと面白いことになりそうだ。「モバイルを活用するのに機は熟しています。スマートフォンなどを活用して、未だ埋もれた情報を収集することも可能だと思うのです」とRaffelは言っている。

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(翻訳:Maeda, H)