MozillaがBoot To Geckoスマートフォンを無料で配布–意外なほどの完成度

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b2gphone

自社のプラットホームに関心を持ってもらおうとして、無料のデバイスを配ることが、昔からよく行われる。Googleもそれをしたし、Microsoftもやった。そして今回は、アリゾナ州Scottsdaleで行われたカンファレンスで、Mozillaがしたのを、われわれは目撃した。Mozillaが抱えるプラットホームはBoot to Gecko、そのWebベースのモバイルプラットホームの周知と関心喚起をねらって同団体は、JSConfの幸運な来場者にBoot to Geckoが動くGSM Nexus Sを手渡した。

Boot to Geckoの最大の魅力は、プラットホームの違いをすべて帳消しにする上位プラットホームであることだ。テレフォニー、ジオロケーション、メッセージング、グラフィクスのハードウェアアクセラレーションなどなど重要機能のすべてをHTML5が扱い、大量のすばらしそうなAPIが提供されている。Mozillaは、今後の後続も含めてそれらのAPIを、標準規格候補としてW3Cに提出中で、Mozilla自身の言葉によるとそれは最終的には“オープンWebのための完全なスタンドアロンのオペレーティングシステム”になる。

今回の製品プレゼントは、かなり大胆な動きだ。Mozillaの人間がそこらをウロウロしていない状態で、実機の上でBoot to Gecko(B2G)が、しかも一般公開状態で動くのは、今回が初めてだからだ。なお、B2GはGitHub上でも公開されているが。ただしMozillaが提供しているのはGalaxy S IIにロードするためのインストラクションだけだ。

MozillaのWebベースのオペレーティングシステムであるBoot to Geckoをこの前見たときは、MozillaのFirefox技術部長Johnathan Nightingaleがその手中でやさしく操作するGS IIの上で、かなりスムースに動いていた。MozillaのAndreas GalがMozillaのデベロッパニューズグループでプロジェクトを提案したのは昨年の7月だったから、それにしてはかなりの完成度だ。ただし、解決すべき問題も少なからずあるようだ。たとえばカメラがデバイスをロックしてしまうことがあるが、そもそもHTML5でカメラを操作すること自体がすごい。電話機能(Think Dialer、メッセージング、コンタクトなど)はほぼまともだし、今後の時間と関心の高まりとともに、さらに良くなるだろう。

そしてこのプラットホームへの関心は、蓋を開けてみれば、決して貧しくはない。今年のMobile World Congressでは大手モバイル事業者たちも関心を示し、その中ではとくに、世界第三位のモバイルネットワーク事業者であるスペインのTelefonicaの存在が大きい。MozillaとTelefonicaは今年の2月に、今年後半に初めての“オープンWebデバイス”をリリースする、と発表した。

そして、人気パーソナリティのOprahも定番のジョークを。…という次第だ。

情報をありがとう、@codylindley

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))