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Defaceable

本誌の記事にコメントしたらFacebookに訴訟される??–英語はときどき曖昧だから

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昨年、本誌のAlexia Tsotsisが、”Defaceable”というChromeブラウザ用のおかしなエクステンション を紹介した。Facebook Commentsを利用してFacebookやそのほかのWebサイト上で匿名のコメントを書けるのだ。本名がばれないから、友だちのウォールやTechCrunch(Facebook Commentsを使っている)などのブログで、思う存分トロルになれる。そのときの名前は、”Peach”、”Watermelon”などの果物の名前になる。なんとも、はや。

でもFacebookは、それをおもしろいとは思わなかったらしい。サービス規約違反でそのエクステンションを作った企業を訴えただけでなく、Alexiaの記事にコメントした人物も追及した。そのRick Strattonと名乗る男は、記事に使われているスクリーンショットに自分が載ってることを発見して嬉しくなった。StrattonはDefaceableの会社とは無関係で、ただ、記事にコメントしただけだ。彼がそのコメント、”わぁ、TechCrunchにぼくが載ったぜ!“を投稿したことがどうやら、法に触れるらしい。

Strattonは、Facebookの弁護士たち(シアトルの法律事務所Perkins Coie)から、4月2日に、4ページの書簡をFedExで受け取った。Strattonは、実はFeed.Usのファウンダで、“Defaceableの会社とは何の関係もない”、と言っている。Defaceableのソフトに関する本誌の記事にコメントしたことは、もちろん認めているが。

“記事の画像の中にぼくの顔写真があったんだよ”、とStrattonは語る。“そしてその記事にコメントした。すると、愚かな弁護士たちがぼくを追い回し始めたのだ”。

Defaceableの画面のスクリーンショットが、記事の説明写真として使われた。それはFacebookの古いコメントスレッドで、そこでは”Peach”と名乗るユーザが、議論をトロルしようとしていた。その”Peach”の上にStrattonのプロフィールの写真とコメントがある。ほかの女性ユーザもいる。しかし二人のコメントはどちらも、Facebookの弁護士たちが腰を上げるようなものではない。人畜無害で、しかもありふれた、ブログのコメントだ。

でもその記事が公開されると、彼に10通以上ものツイートやDMが来た。“TechCrunchにあんたが載ってるよ”、といった内容だ。それはつまり、スクリーンショットに顔がある、ということだが。

“ぼくのFeed.Usはすばらしいソフトウェアサービスなのに、TechCrunchは紹介してくれない。なのに、こんなことでたまたま、顔写真が載るなんて皮肉だね”、とStrattonはぼやいている。“そこで、その記事にコメントをしたよ、’ついにTechCrunchに載ったぞ!‘ってね”。

彼という人物も、またおかしいね。

スタートアップのファウンダが、やっとTechCrunchに載った。でもそれは、彼の製品の紹介ではなく、スクリーンショット上の顔写真だった。

Strattonは、法律事務所が犯した誤りの原因が分かる、と言っている。

〔訳注: Strattonの本誌記事に対するコメントの英文原文は、上の画像のように、“Hey I finally made it onto TechCrunch!”(へい、ついにTechCrunchに載ったぜ!)である。〕

“ぼくのコメントは、スクリーンショットの顔写真が載ったと言ってるだけなのに、何も知らない人が読むと「ぼくが作ったソフトがついにTechCrunchに載った」とも読める。そこで弁護士たちは、ぼくがDefaceableに関係している人物だと思ったんだ。弁護士は、ぼくがDefaceableとは無関係であることを、弁護士を雇って証明せよ、と言っている。ぼくが犯人だと、固く信じているみたいだね”。

本誌がその法律事務所に問い合わせると、Facebookの広報に聞けと彼らは言った。何度も問い合わせた結果、やっとFacebookの広報は、“わが社の法務部がそのコメンターを追っている”と認めた。

Strattonによれば、自分のFacebookアカウントは消されていないから、まだ希望はある、と。

以下は、3月にStrattonに送られてきたメールだ。返事をしなかったら、法律事務所は今度はFedExで送ってきた:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))