Picnikのサービスは間もなく停止。7500万人のFlickr利用者へは、今後Aviaryがサービスを提供

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aviary-1サードパーティーのモバイルアプリケーション内に、写真編集機能を追加できるようにするサービスを提供しているAviaryが、かなり大きな契約をまとめたようだ。75万人の利用者を抱えるFlickrに対して、写真編集機能の機能を提供することが決まったのだ。

Flickrの画像編集用ソフトウェアとしては、長らくPicnikが使われてきた。PicnikはGoogleによって買収されたが、その後もFlickr用エディタとして使い続けられてきた。しかしGoogleはPicnikの閉鎖を決めた。当然、Flickrからも2012年4月19日をもってPicnikが消えることとなる。

そして出てくるのがAviaryというわけだ。Aviaryはウェブベースながら使い勝手の良い画像編集アプリケーションを提供してきていた。しかし昨年方針変更を行い、サードパーティーの開発者が、さまざまなアプリケーションに写真編集、フィルタリング、仮想ステッカーなどの機能を追加するためのモバイルSDKを提供するようになった。

今回のFlickrとAviaryの提携により、Flickrの利用者には、Aviaryを使う編集機能がActionメニュー中で提供されるようになる。今後数週間をかけて、全利用者への順次適用を行なっていくようだ。Flickrがアナウンスしているように、Flickr上では日々何万もの会員が写真の編集を行なっており、そこで望まれるのは軽快さとシンプルさだ。

Flickr曰く、今回のAviaryとの連携においても軽快さを強く意識したとのこと。写真を読み込んだ際には編集の準備を整えるようにしたとのことだ。またAviaryが提供していたUI同様、シンプルなメニューを心がけたそうだ。Flickr上に実装するエディタで行うことができるのは、フィルタの適用、ステッカーの添付、文字情報の追加と、Flickrのストリームへの保存などといったものだ。

動作の仕組みを概観しておこう。写真をアップロードしてActionsメニューからEditを選択すると、Aviaryの編集画面が表示される。用意されているのは14のツールで、明るさ調整、向きの変更、フィルタの適用、トリミングなどを行うことができる。編集が完了した才に「適用」のボタンをクリックすれば編集が完了する。

またAviaryの写真編集機能はHTML5によって実装されているので、モバイル環境やiPadアプリケーションからも利用できる。

AviaryのCEOであるAvi Muchnickも次のように言っている。曰く「Aviaryのウェブ編集機能はFlickr利用者のことを念頭において作成しました。つまり編集作業が、HTML5を利用してFlickrサイト内で完結するように心がけたのです。読み込み時間を短くして、処理時間も高速にして、トータルで見て満足してもらえる機能を提供しようと心がけました。写真編集について何か質問をするのなら、Flickrコミュニティに尋ねてみるのが一番だと思われます」とのこと。

膨大な人数を抱えるFlickrと提携したというのは、Aviaryにとっても成功と言って良いことなのだと思われる。もともと熱心な利用者も抱えており、ここ30日のスパンで見ると、350万人の利用者が4000万枚の写真を編集したのだという。他のパートナーにはBox、Constant Contact、MailChimp、Ning、Imgur、PicCollage、FriendCaster、PicPlz、などがある。また、提供しているSDKについてみると、月毎に50%ずつ規模が拡大しているのだそうだ(ここでの数値は、どれだけの利用者がエディタを使って写真を編集しているのかというもの)。

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(翻訳:Maeda, H)