Andreessen Horowitz、Instagramへの投資25万ドルが7800万ドルになった

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Andreessen Horowitzは、Instagramの10億ドル買収によってシード投資25万ドルから7800万ドルを得たことを、同ベンチャーキャピタルがInstagramとの関係で「しくじった」という批判を鎮めるための書き込みで明かした。

「普通、誰かに自分の金を312倍にしか出来なかったと批判され時は、相手の論理が自ずと語るのに任せておく」とゼネラル・パートナーのBen Horowitzは書いた。「しかし今回のケースでは、一部の評論家の語り口に、我々が直面した重要な倫理的問題に関して2人の卓越したアントレプレナー ― Kevin[Systrom]とDalton Caldwell ― を不当な立場に陥れるたちの悪い副作用がある」

Andreessen HorowitzはInstagramにとって最初の出資者だったが、同社によると、別の投資先会社との利益相反のために、支援を続けなかった。同社はPicplzを支援した。これも写真共有コンセプトだが、Instagramほどの勢いを得ることはなかった。Picplzの運営会社は、最終的に方向を転換しApp.netを立ち上げた。他のモバイル開発者にランディングページその他のユーザー獲得ツールを提供するサービスだ。

Dalton Caldwellは、当時Picplzの会社のCEOで、2010年4月には既に写真共有コンセプトに取り掛かっていた。そのひと月前にKevin Systromは50万ドルをBurbnのために調達した。位置情報共有のコンセプトで、後にInstagramへと変身したInstagramは2010年10月初旬にスタートし、Caldwellの会社によると同社は資金調達を11月初めに完了した後にInstagramは、ライバルの一流ベンチャーキャピタル、Benchmark Capitalがリードするラウンドで資金調達した

先週The New York Timesが、Andreessen Horowitzは要するにInstagramへの投資で大失敗したという趣旨の記事を書いた。Picplzに投資した判断は、Instagramが負けることへの「計算された賭けであり、Systrom氏を激怒させた」と同紙は報じた。

しかしHorowitzは、あの時の選択を倫理的問題と捉えている。

2人のアントレプレナーと話し、社内でも議論を重ねた結果、われわれがKevinに出資してDaltonと競合させることは、Daltonとの当初の暗黙の了解 ― PicPlzのライバルには出資しない ― に反するという結論に達した。一方で、Daltonへの出資はKevinとの暗黙の了解に反していなかった。それは、Kevinが事業内容を変えており、われわれが投資したのはBurbnで、Instagramではなかったからだ。

結局残された選択肢は、a)Daltonに投資する、b)どちらにも投資しない、c)Kevinに投資し、Daltonとの約束を破る、の3つだった。これしか選択肢がないとわかってすぐに、われわれはオプションcを排除し、オプションをaを選んだ。

しかし、まだ問題があった。われわれはKevinのシードラウンドに出資していたため、シリーズBにおける情報および按分に関する権利を保有していた。これらは、重要かつ価値の高い権利だが、われわれがライバルに投資していることから、これを行使することは完全に非倫理的であると考えた。結果的にわれわれは、それらの権利を、一方的かつ補償なしにKevinに返還し、以降Instagramには投資しなかった。

そして将来のファウンダーたちへ忠告:Horowitzは、InstagramがFacebookに10億ドルで売ったことは〈極端な例外〉であると強調した。このような会社1社につき、文字通り数千の失敗がある。

彼はさらにこう付け加えた、「世界中の皆さんへ:10億ドルの価値を生むには通常2年以上かかる。Kevinたちがやったことは特別であり他に類を見ない。」

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(翻訳:Nob Takahashi)