Pinterest騒動がピークを迎え、成長鈍化を示すデータが見つかる

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クラウドの罪

今年Pinterstはホットに走り続けている。それとも、走っているのは騒動だけだったのか。

この2月、comScoreは同サービスの月間ユニークユーザー数がどの単独サイトよりも早く1000万人を突破したと報じた。その後[ベンチャーキャピタルの聖地]サンドヒルの情報筋からは、この会社に評価額10億ドルの招待が殺到しているとの噂が聞こえてきた。しかし、Facebookアプリのトラッキングサービス、AppDataをはじめとする第三者機関の数字は、この画像・リンク共有サイトの少々違った姿を示している。

PinterestのFacebookでの月間アクティブユーザー数 ― 過去30日間にFacebookと繋がったユーザー数 ― は830万人で、これは一月前にサイトデザインを一新した時の約1220万人より減っている。日間アクティブユーザー数も落ちているがさほどでもない。4月21日が93万人、3月22日が110万人だった。

Pinterestの日間アクティブユーザー数の過去最高値は3月18日の440万人だ。AppDataによる。 その2日前にPinterestは多くのユーザーを苛立たせたと言われるデザイン変更が行われた。

Googleトレンド、Compete、モバイルアプリ・トラッキングサービスのApp Annieなど、他の情報源も成長の衰えを示している。App Annieは、Pinterestのモバイルアプリがダウンロード・ランキングで順位を下げていることを報じている。

Competeのデータによると、Pinterestは3月に1800万人以上のユニークユーザーがいたが、伸びは鈍っているという。

 

Googleトレンドは、「pinterest」という単語の検索が減ってきていることを示している。

どの情報源のデータにもそれぞれ欠陥がある。完璧ではない。AppDataはFacebookと繋がっているユーザー数しか見ていないが、PinterestのアカウントがFacebookプラットフォームにアクセスするのは、ユーザーが登録した時と、Facebookに投稿した時だけだ。だから、日々の利用状況の指標というよりは、サインアップのためのプロキシのようなものだ。Competeに関しては生データが不正確なことがよくある。そしてGoogleトレンドは、Pinterestを検索している人の数を示しているだけで、Pinterestユーザーの数ではない。

しかし、これらをつなぎ合わせると、そこには確かに冷え始めているサイトの姿が浮かび上がってくる。

では、何が起きているのか。

1)デザイン変更が実際にユーザーを背けさせた。

2)iPhoneアプリのアップデートで、一部のユーザーがFacebook経由でログイン出来ない問題があったらしい。次のアップデートで4月18日には解決したようだ

3)アクティユーザー数の減少は、一時的急上昇が修正されているにすぎない。つまり、この数カ月間のPinterest報道によって大量のユーザーが登録したが、その後殆どあるいは全く使っていない。

4)Facebook経由でログインまたは登録している人が少ない。AppDateはFacebookログインでアクティユーザー数を測定しているが、メールやTwitterアカウントでもログインや登録は可能だ。これら2つのチャンネル経由の利用数は今でも伸びていて、Facebookが使われなくなってきている(その場合はなぜFacebookから離れるかの説明が必要)。

さらにはスパムと著作権の問題もある。36歳以上の女性ユーザーにとって2つのご法度だ。本誌はこれらの数値についてPinterestにコメントを求めているので、回答があり次第アップデートする予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)