モバイル用の“正体隠し”アプリOnion Browser–遅さを覚悟で使う

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Webを閲覧しているとき、閲覧先に自分の本人性(正しいIPアドレスなど)を知られたくなかったら、パソコン用にはそのためのソフトやサービスがたくさんある。Orbotのおかげで、Androidのユーザも、Torネットワークを使って自分のWeb閲覧セッションを匿名化し、監視されることを防げる。そしてこれからは、Onion Browser(99セント)を使えば、iPhoneやiPadのユーザも自分のWebトラフィックをTorネットワークのトンネルに隠せる。

いちばんベーシックな形のTorネットワークは、そのネットワーク上の複数のノード間に暗号化された接続回路を作る。そうすると…少なくとも理論的には…そのHTTPリクエストが実際はどこから来ているのか、トレースがきわめて難しくなる。しかし、通常の接続に比べてデータが相当長い距離旅をするし、そのあいだには遅い接続もあるので、サクサクと快適なWeb閲覧は望めない。だからこのOnion Browserのようなアプリも、Webサイトを取り出すのが、たとえばSafariよりも相当遅い。

Onion Browserはその名のとおりブラウザだが、機能は少ない。たとえばブックマークも検索ボックスもない。でも、オプションとしてクッキーをブロックでき、ユーザエージェント(HTTPのUser Agentプロパティ)を詐称できるから、iOSではなくWindowsを使っているふりができる。また、いつでもあなたのISPに新しいIPアドレスをリクエストできる。

このアプリの良いところは、オープンソースであることだ。Web上でどうしても匿名でいたい人(そのための正当な理由のある人もいる)は、コードを調べて匿名化のために実際に何をやっているのかを確認できる。そして、このブラウザの自分用のバージョンすら、作れるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))