ハーバード大とMITがコースをオンラインで提供するedXプロジェクト

次の記事

Google Docsで450種類のウェブフォントが利用可能に。テンプレート数も増加してGoogle Driveなどにも対応

edx

遠隔学習者にとって朗報だ! Harvard University(ハーバード大学)とMIT(マサチュセッツ工科大学)が合同で、オンライン学習プロジェクトedXをケンブリッジで立ち上げると今朝(米国時間5/2)発表した。そのねらいは、学内のコースの拡充強化と、両校のコースを世界中に無料で提供することの両方だ。

edXの学長に任命されたAnant Agarwalは、“これは印刷機の発明以来最大の、教育の変貌だ”、と言っている。両校がそれぞれ3000万ドルを出し、多くのスタッフを提供しているが、edXは独立の教育機関となり、Agarwalは両校ではなくedX自身の理事会の配下となる。

edXはHarvardとMITのコースを世界中の大量の、学習機会に飢えている人びとに提供するだけでなく、昨年末に発表したばかりの、オンライン学習ファシリティを構築するための、オープンソースのプラットホームMITxの開発と展開も担当する。このプラットホームを、ほかの教育機関も利用できるために、である。それにより、オンライン学習のコンテンツが一層充実していく。このプラットホームは初期段階なので、実際にこれを利用してオンライン学習の展開を図るパートナー等はまだ発表されていない。〔当然、edXもMITxがベースでしょう。〕

しかしMITxは、強力なフレームワークだ。単純に講義のビデオや教材のコピーなどを提供するだけではなく、小テストを埋め込む、リアルタイムのフィードバックを得る、Q&Aに学生がランク付けする、オンラインで実験を行う、学習の進捗ペースを個々の学生に合わせる、等々の機能を持つ。これらオンラインコースの受講は基本的には無料だが、発表の席では収益化の方法が早くも話題になった。

“これはMITの新たな収益機会として企画されたものではない”、とMITの学長Rafael Reifは言う。“しかし、活動を支える方法は見つけなければならない。今いくつかのやり方を考えているが、なにしろこのプロジェクトがMITとHarvardの財務的お荷物になることだけは、避けなければならない”。

edXの学長Agarwal教授によると、彼が教えたMITxのプロトタイプクラスでは、コースを終了した学生が、祝賀の意味で終了証書を無料でもらう。しかしMITNewsのFAQにも述べられているように、今後edXは、各学科の修得を証明するものが欲しい/必要とする学生には、“小額の課金”をするようだ。

AllThingsDの記事によると、edXのいくつかのコースは今秋始まるが、Harvardはそれよりも一歩早く開始したいらしい。Boston Globeによると、HarvardはedXの最初のコースをこの夏に立ち上げることを検討している。それらは、コンピュータ科学、社会学、 そしてそのほかの、最初のオンライン学期を構成する人文科学学科だ。

Agarwalは続けてこう言う: “インターネット上の教育者が増えれば増えるほど、世界は良くなる。それに、これからエドテック(edtech, 仮訳: 教育工学)の分野が盛んになることは疑問の余地がない”。オンライン教育のスタートアップCourseraは数週間前に、同社製品を遠隔学習のプラットホームとしてプリンストン、スタンフォード、ペンシルベニア大、ミシガン大などがコースを提供していく、と発表した。一方StraighterLineも、1000万ドルの資金を調達してgeneral requirement courses(一般教養必須科目)のコースを安価に提供していくと最近発表した。〔関連記事: スタンフォードの元教授が独力でオンライン学習サイトを。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))