LinkedIn、ビジネス向けコンテンツ共有プラットフォームを展開するSlideShareを1億1900万ドルで買収

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upload-share-pLinkedInが、ビジネス向けコンテンツを共有するプラットフォームサービスを提供しているSlideShareを、1億1900万ドルで買収した。

SlideShareは文書、ビデオ、およびプレゼンテーションを共有するためのプラットフォームだ。プレゼンテーションやビデオを共有してもらいつつ、似たようなコンテンツを発見するための機能も持ち、そして同様の内容に興味を持つ利用者同士を繋いでいくというソーシャルネットワークとしての側面も持つ。企業利用者も大勢いて、IBMなどは従業員やパートナーの作成したコンテンツのキュレーションを行なって、自身のブランドページで展開していたりもする。

これまでにアップロードされたプレゼンテーションは900万にも及び、comScoreによれば3月には約2900万のユニークビジターを集めたとのことだ。

Jonathan Abrams、Mark Cuban、Dave McClure、およびVenrockから300万ドルの資金を調達している。

展開しているプロダクトの性格から見ても、今回の買収は理にかなったもののように思える。SlideShareは最近になってLinkedInとの統合的機能を強化していた。お互いは2社の関係を、プロフェッショナルのためのチョコレートとピーナツバターであると例えている。この関係の深化を取り上げた記事では「LinkedInはSlideShareを買収すべきであると思う」とも記している。まさかその記事がきっかけで今回の買収発表になったわけではないと思うが、やはりという感もある。

リリース文は原文のまま掲載しておく。
LinkedIn (NYSE:LNKD), the world’s largest professional network on the Internet with 161 million members worldwide, today announced it agreed to acquire SlideShare, a leading professional content sharing community.

買収金額は約45%のキャッシュと55%の株式で支払われることになっており、約1億1875万ドルとなっている。これから買収に向けた実際的作業に入り、2012年第2四半期中に完了したいと考えている。

SlideShareの設立は2006年10月のことだ。人々の提供するコンテンツを共有・発見し、コンテンツを通じて人々を発見するためのプラットフォームとして機能している。先にも述べたように3月は2900万のユニークビジターを集めた。最も多くのトラフィックを生んでいるビジネスコンテンツサイトのひとつであるということになるのだそうだ。

尚、SlideShareでは登録されたコンテンツをウェブ上で共有することができるようにもしている。登録されているスライドは740万ほどで、140万を超えるドメインにて共有されているのだそうだ。

「プレゼンテーションというのはビジネスパーソンが経験や知識を伝えるのに最も使うツールであると言えます。逆にいえばプレゼンテーションを通じて職業人としてのアイデンティティを示すものと言えるわけです」と、LinkedIn CEOのJeff Weinterは語る。「プレゼンテーションを通じてプロフェッショナル同士で新たな繋がりを生み出したり、より生産的で大きな成功を収めるための洞察を得たりといったことも行えます。メンバーに対して価値のある情報を提供していくというLinkedInのミッションにもまさに重なってくるわけです。SlideShareチームをLinkedInに迎えることができて、本当にエキサイトしています」。

SlideShare CEOのRashimi Sinhaも次のように述べている。「SlideShareをつくったのは、プロフェッショナル同士でプレゼンテーションを共有しつつ、そこに人間同士の繋がりも生み出していこうという目的を持ってのことでした。インターネット上最大のプロフェッショナルネットワークであるLinkedInと組むというのは、SlideShareの目的から言ってもごく自然なことと言うことができます。ぜひとも今後の私たちの活動に注目してください」。

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(翻訳:Maeda, H)