オンライン支払リンクを手軽に作ってくれるサービス、Gumroadが名門ベンチャーキャピタル、Kleiner Perkinsから700万ドル調達に成功

次の記事

Evernote、iPadの手描きアプリのベストセラー、Penultimateを買収

gumroad

Gumroadは誰でもURLリンクを通じて簡単にオンライン支払いを受けることができるサービスだ。このスタートアップがシリコンバレーの名門ベンチャーキャピタル、
Kleiner Perkins Caulfield & Byers他から700万ドルの資金を調達することに成功した。

今回の資金調達ラウンドはGumroadにとってシリーズA(最初の正式ラウンド)だが、シード資金を含めると現在までの資金調達総額は800万ドル以上になる。Gumroadがこの2月に110万ドルのシード資金を調達したときの投資家は全員がKleiner Perkinsと共に今回のラウンドに参加している。投資家の一人で元エンジニアリング担当Twitter副社長だったMike AbbottはGumroadの取締役に就任する。

Gumroadのファウンダー、CEOのSahil Lavingiaは私の取材に対して「現在の社員は3人だが、今回の資金調達で必要な人材を獲得することができるようになった。私は拡大可能で長く継続する企業を作りたいと考えている。Kleiner PerkinsとMike [Abbott]はそれを助けてくれるものと信じている」と語った。Lavingiaには大きな野心があるようだ。

イノベーションへの挑戦

Gumroadの背景には、FacebookTwitterのようなオンライン・ソーシャル・プラットフォーム、YouTubeFlickrのようなオンライン・メディアの普及によって、一般の個人もあっという間に相当数のファンやフォロワーを獲得できるようになったという事情がある。もはやテレビ、新聞、雑誌などの伝統的マスコミに露出しなければ有名になれない時代ではない。Gumroadはファンやフォロワーを一定数集めることに成功した個人が簡単な手続きでプロダクトないしコンテンツを販売して収入を得る―最終的にそれで生活する―道をを開くことを目的としてる。

Gumroadが秘める可能性は非常に大きい。ビッグなアイディアに賭けることを好むKleiner Perkinsのようなベンチャーキャピタルが投資することを決めたのは自然だ。Lavingiaによれば、すでにGumroadのクローンが早くも去年からいくつか現れているという。Lavingiaは「競争があるのは消費者にとってよいことだ」と述べたが、今回調達した資金はライバルとの競争を優位に進めるために大いに役立つことは疑いない。

もちろん支払いサービスはどんなものであれセキュリティーの確保から法令遵守まで非常に複雑なものになる。今回の資金調達でGumroadには既存の支払いサービスと競争できる堅牢なシステムを構築できるチャンスが与えられた。今後の人材獲得に注目だ。

数ヶ月前、われわれのAlexia TsotsisがTechCrunch TVでLavingiaにインタビューしたビデオを下にエンベッドしておく。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+