Pew Internet
モバイル

調査報告:スマートフォンは「リアルタイム情報検索」ないし「問題即時解決」の文化をもたらしつつある

次の記事

ニールセン調査:米国消費者の50.4%がスマートフォンを使用、うちAndroidが48.5%

pew_Internet_american_life_logo誰かと会う時間の調整、突然生じた気になることの確認、食事場所の決定、気になるスポーツ結果の確認、交通情報チェック、緊急事態の解決、友人との議論に決着をつけるための事実確認などにスマートフォンを使っているだろうか。こうした人々のことを「ジャスト・イン・タイム」の利用者と名付け、Pew Internet & American Life Projectが調査を行なってその結果を発表している。レポートによれば、米国内全携帯利用者の70%およびスマートフォン利用者の86%が、過去30日以内に「ジャスト・イン・タイム」の利用を行なっているのだそうだ。

スマートフォンの急速な普及が、情報との関係の持ち方および他人とのコミュニケーションのあり方を変えている様子が示されている。

新たな情報利用のスタイルは、「リアルタイム情報検索者」ないし「リアルタイム問題解決者」とでもいう新たな人種を生み出しつつあるらしい。

  • 携帯電話利用者(スマートフォン含む:以下同じ)の41%が、過去30日以内に携帯電話を使って打ち合わせ日程の調整を行なっている
  • 35%の人が、過去30日以内に自分自身ないし身近な人が直面した急なトラブルに対応するために携帯電話を利用している。
  • 30%の人が、過去30日以内に商業施設(レストランなど)を訪問するかどうかの意思決定のために携帯電話を利用している。
  • 27%の人が、過去30日以内に議論になったことの確認を行うために携帯電話での情報検索を行なっている。
  • 23%の人が、過去30日以内にスポーツの得点確認のために携帯電話を利用している。
  • 20%の人が、過去30日以内に今現在の交通機関状況を確認して、もっとも早い移動経路を検索するのに携帯電話を利用している。
  • 19%の人が、緊急事態の解決のために携帯電話を利用している。

ちなみに、議論解決のための情報検索を行うというのは男性が主に行う行為なのだそうだ(男性31%、女性22%)。また、裕福で高学歴な人と、低所得で学歴の低い人を比べると、前者の方が携帯電話を使った情報収集に熱心であるようだ。

さらにレポートによれば、スマートフォン利用者の65%が、ドライブ中の道案内や方向確認のためにもスマートフォンを利用しているのだとのこと。

こうした調査結果はいずれも、スマートフォン所有者自身にとっては何ら驚くに値しないものとも言えるだろう。交通情報を取得したり、あるいはレストランの評判を見るのにYelpを見るなどというのは誰もがやっていることだ。しかし、情報にリアルタイムでアクセスし続けるという行為が、私たちの多くにとってごく自然な日常行為となってきているという調査結果は、たしかに興味深いものと言えよう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)