Facebook、eコマース向け"Offers"クーポンをテスト中。リアル店舗だけではない

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Facebookには、eコマースサイトやウェブで商品を売っている誰からも、さらに広告費を搾り取る計画がある。同社は新しいバージョンのOffersクーポンを密かにテスト中で、これはリアル店舗だけでなくオンラインショップでも引換ができる。情報筋の手がかりをもとに私がFacebookに確認をとったところ、このOffersはニュースフィード、広告、およびスポンサー記事欄に掲載され、キャンペーンコードまたはサイト外購入で割引を受けるための専用リンクが書かれている。

既存のOffersがリアル店舗の来客と売上を呼ぶのと同じように、ウェブ店舗を持つ主要ブランドやeコマースハブ、販売する商品を持つ有名人などは、Offersを使った販売促進が可能になる。「50ドル以上のお買い上げで5ドル割引」といったクーポンで実際に投資効果を得ることが可能になる。クーポンの発行は無料だが、企業が自分のOffersクーポンをより多くの人に見せるためには、Facebookに料金を払うことになる。

これが、Facebookの将来の潜在的収益を今は評価できない理由だ。このソーシャルネットワークは収益を得るためのカードをまだまだ隠し持っている。

Facebookはこのeコマース向けOffersを少数のクライアントのみでテストしているが、もし成功すれば先週リアル店舗向けに公開したセルフサービスのインターフェースと同じ方式を採用することができる。Inside Facebookによると、12月に”Coupons”と呼ばれるOffersの前身で、より小規模なテストをしていた。Ecommerce Offersが一般公開される予定時期は不明だ。

Ecommerce Offersは、クーポン製品を地元のカフェや実店舗を持つブランド以外にも広げる。人気Facebookページの多くがリアル店舗を持っていないことから、これはFacebookにとって決定的に重要である。

近々見ることになるかもしれないクーポンの例:

  • Walmart.comで150ドル以上買えば25ドルOff
  • Fox ShopでSipsonsのDVDを買うとバート人形がもらえる
  • レディー・ガガのウェブストアで彼女のアルバムが5ドルoff
  • マンチェスター・ユナイテッドのウェブサイトでチームグッズが20%オフ
  • コンバース・オールスターをオンラインで2足同時に買えば15ドルのディスカウント

Ecommerce Offersは、実店舗のOffersでレジ係の教育が必要なことを考えると、企業にとってさらに簡単だ。既にeコマースサイトの多くは、チェックアウト時に割引コードを入力する場所を用意している。もしユーザーがクーポンを共有することを企業が望めば、Facebookは割引コードを無限に発行することができる。あるいは、企業が「ファン・オンリー」にして自社ページの「いいね!」を促進したければ、Facebookはユーザーごとに固有の一回利用のコードを発行することもできる。

コードはニュースフィードで配ることもできるし、ユーザーが企業にメールアドレスを渡せばコードがもらえる形式も可能だ。上のInside FacebookのBrittany Darwellによるスクリーンショットは、ハンドバッグのオンラインショップ、Kate Spadeが先月メールによる割引と配布をテストした時のものだ。ユーザーが専用のOffer URLをクリックして割引適用済みのショッピングカートを使うこともできる。

ニュースフィードによるオーガニックな配布に加えて、企業はスポンサー記事を買って、クーポンを利用したユーザーの友達に宣伝することができる。広告はFacebook.comのサイドバーあるいはウェブかモバイルのニュースフィードに表示され、そこには例えば「Josh Constineがカニエ・ウェストのコンサートチケットの10ドル割引券を受け取りました」と書かれていて、私の友達が同じことをするのを期待する。企業は通常のサイドバー広告を購入してOffersを掲示することも可能で、いずれの種類の広告にも追加のターゲティング・パラメータを追加することができる。

長年にわたりスモールビジネスやバンド、ブランドらは、自分たちのページのファン数を増やすために広告を購入してきたが、このファンたちがどう売り上げに結びつくのかは不透明だった。企業はこれらのファンにニュースフィードを通じて広告メッセージを送ることができるが、友達から離れてサイト外へ飛ぶように説得することは困難だった。広告クリックを買うこともできるが、これも直接購入には結びつかない。FacebookのEcommerce Offersは、ROI(費用対効果)を明確にする。広告あるいはファンのために金を払い、Offersのビューを増やし、それを利用するユーザーが金を使う。

FacebookはEcommece Offersの成功を確実にする必要がある、しかしこのサービスを一般公開するスケジュールは出ていない。現在リアル店舗はセルフサービスツールを使って自店のOffersを作ることができる

[画像提供:SayingItSocialRyan Spoon

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(翻訳:Nob Takahashi)