モバイル開発用コンポーネントを提供するVeriousがWindows PhoneとHTML5のサポートを開始

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モバイル開発用のコンポーネントを共有/購入できるVerious(昨年秋のTechCrunch Disruptのファイナリスト)が今日(米国時間5/8)から、Windows PhoneとHTML5のコンポーネントもサポートする。これまで主にiOSとAndroid用のコンポーネントを提供していた同サイトにこれで、新たに数百のコンポーネントやSDK、オープンソースのプロジェクトなどが加わることになる。

VeriousのファウンダAnil Pereiraによると、同社がWindows Phone開発もサポートすることに決めたのは、二つの要因がある。ひとつはすでに8万ものWindows Phoneアプリがあり、Windows Phoneで動くスマートフォンも続々登場して評判も良いこと。もうひとつは、デベロッパの増加だ。すでに同社には、Elanceとの提携により2000以上のWindows Phoneデベロッパがおり、彼らの中にはWindows Phoneのコンポーネントや、フォーラム上のコード、Q&Aサイトなどを求める者もいる。さらにPereiraによれば、“うちを利用しているコンポーネントの売り手やパートナーたち、そしてそのほかのデベロッパやデベロッパ企業にも、製品中にWindows Phone向けの製品がある場合が多くなっており、彼らはうちのようなコンポーネント市場を求めている”という。

“スマートフォンの次の大市場と言われる地域でNokiaが強いことが示しているように、Windows Phoneに関しては消費者/デベロッパ/パートナー3者の需要が堅調で、いずれも強いから三者がいわば正三角形を構成している。さらにMicrosoftそのものの消費者層は厚く、Microsoftのデベロッパに対するマーケティング努力も熱心だ。だからうちはMicrosoftと接続して既存のWindows Phone用コンポーネントの相当数をコンパイルした”、とPereiraは言う。今提供しているのはおよそ200点だが、これからはもっと増える。たとえば今後はMetroふうのアイコンや、ジェスチャーエンジン、SilverlightのUIコントロールなどが加わるだろう。

これらのコンポーネントがあれば、これから増えると思われるWPデベロッパも、コンポーネントを自作する苦労から解放される。“どんな技能レベルのデベロッパでも。オープンソースのプログラミングパラダイムやUIスタンダード、SDK、既製品のコンポーネントやUIテンプレートのようなツール、アイコンライブラリなどなどを、うちを通じて使いこなせるようになれば利益は大きいはず”、と彼は説明する。それにもちろん、既製のコンポーネントを利用すれば、ほかのプラットホームからWPにアプリを移植する場合も、製品を早く市場に出せるようになる。

WPコンポーネントの提供開始にあたってVeriousは、Microsoftと密接に協働してきた。またそれと並行して、WPコンポーネントを売っている既存の独立ソフトウェアベンダとのパートナーシップも築いた。MicrosoftはVerious.comから提供されるコンポーネントを、MSDNのAppHubでも宣伝している。

HTML5は、前からVeriousのロードマップに載っていた。しかしWindows Phoneのサポートは2012年の終わりごろから、と予定していた。でもWPの需要がにわかに活気づいてきたので、今日(米国時間5/8)HTML5と同時にサポート開始を発表することになった。同サイト上にHTML5のコンポーネントはおよそ100あり、これも今後はさらに増える。これらの新たな提供品は、Veriousが今年初めに発表したVerious Mobile Developer Networkでも入手できる。

Verious上のコンポーネントの総数は数千にのぼるが、同社はその実数や、登録デベロッパ数、ダウンロード数、ライセンス合意の締結数、売上件数などを公表していない。今年のQ3には“画期的な新企画”を発表するそうだから、それを待つしかないかな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))