ニュース
ソーシャルメディア(用語)
ITU
Facebook / フェイスブック(企業)
モバイル

ソーシャル・メディアのユーザーは全世界で10億人以上―すでに半数はモバイルから(ITU調べ)

次の記事

Facebook、Instagramにならってモバイル版のプレビュー写真を3倍に拡大

facebook-world-map

Facebookは先ごろ月間アクティブユーザー数を9億1000万と発表した。ITU〔国際電気通信連合〕が発表した調査によると、Facebookが他を大きく引き離して世界最大のソーシャル・ネットワークであるのは間違いないようだ。このITUの新しいレポート、2012 “Trends In Telecommunication Reform”によれば、世界のソーシャル・メディアのユーザー数は10億人を超したという。

この数字はFacebookのユーザー数を1億人弱上回るだけだ。つまりFacebook aはソーシャル・メディアの全ユーザーのほぼ90%をメンバーにしていることになる。グローバルな3大ソーシャル・ネットワーク、つまりFacebook(90億+)、Twitter( 20億+)、LinkedIn(1億5000万+)に比べると、その他はいずれも著しくローカルなサービスだ。ITUの調査によれば3大プレイヤーの後を中国のQQ、ロシアのVkontakte、日本のmixi、ブラジルのGoogle Orkutなどが続く。

ITUは電気通信事業の国際的基準を定めるための団体だが、このレポートでソーシャル・メディアを規則の整備が必要な分野だとしている。ソーシャル・メディアの存在が拡大を続けているということの他に、Facebookを始めとしてソーシャル・メディア自身が独自の電気通信事業化しているという点も理由だ。FacebookやGoogle+の音声、動画、テキストによる通信はキャリヤの同種の通信サービスと競合する存在になっている。

今回ITUのレポートはFacebookが先ごろ発表した「ソーシャル・メディアのユーザーのモバイル化が急速に進行している」という点も裏付けている。

ITUによれば、過去5年で固定ブロードバンドのユーザーは約倍になり、2012年初頭には5億9100万人になった。これはソーシャル・メディアのユーザーの約半数をやや超えるに過ぎない。

しかしブロードバンドの普及は大きく偏っている。途上国の普及率はわずか4.8%に留まり、先進国でも26%だ。途上国で普及が進まない原因の1つは料金だ。たとえばAfricaではブロードバンドの月間料金は世帯の平均年収の3倍もする。これに対してFacebookその他ソーシャル・メディアの場合、モバイルからのアクセスは固定接続を超える成長ぶりをみせている

ITUのレポートによれば、2011年に途上国でモバイル・ブロードバンドにアクセスできる人は人口の8.5%で、低所得国からのアクセスは全アクセスのわずか5%を占めるだけだった。この数字からすると途上国のFacebookユーザーはスマートフォンよりもむしろずっと安価なフィーチャー携帯からアクセスしているということが推測できる。つまり今後Facebookの普及が途上国に進むにつれて、高度な機能を利用できないモバイル・ユーザーの割合が増えていくことを意味する。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+