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クラシファイドのWishscopeに助っ人推薦機能などが備わってiOSとAndroidアプリが登場

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去年のTechCrunch TokyoのファイナリストだったWishscopeがその装いも新たに機能を追加して再ローンチしている。今回は、PCやスマートフォン向けのウェブ版だけでなく、iOSAndroidのアプリも新たにリリースしている。Wishscopeは「買います」だとか「仲間募集」だとか「教えて」だとか、お願いするユーザーとそれを叶えてくれるユーザーをマッチングするサービスで、いわば三行広告といわれるクラシファイドのようなことを実現する。ただ、クラシファイドと違うのは、お願いを投稿する側もそれを叶える側もFacebookで認証された実名のユーザーであることだ。

クラシファイド広告は米国では新聞がその役割を担っていたが、現在ではcraigslistがそういった役目を果たし、新たにZaarlyのようなサービスが登場している。craigslistは米国や一部の地域では(なぜか)大人気のサイトなのだが、日本を含むアジア地域(中国にはすでに上場企業があるので除く)ではこの対抗サービスがない。そこで、Wishscopeを開発するZawatt代表取締役CEOの原田大作氏は、日本からアジア地域に向けてこのサービスを展開していきたいと語っている。

今回Wishscopeが新しくなったのは、アプリの提供やウェブサイトのデザインが刷新されたのに加えて、投稿できるカテゴリーが増えたり、ユーザーの貢献度(お願いごとをどれだけ解決したか)に応じた評価制度――ポイントがもらえて最終的にはそのポイントに応じたバッチがもらえるる、いわゆるゲーミフィケーション――が追加されたりしたことだろう。さらに、マーク・ザッカーバーグも登場したFacebook Mobile Hack Tokyoで最優秀賞に輝いた「ヒーロー推薦制度」という機能も加わっている。

ヒーロー推薦制度とは、Wishscopeでは投稿されたお願いに対してそれを解決してくれるユーザーを「ヒーロー」(言わば助っ人だ)と呼ぶのだが、あるお願いに対して自分はそれを解決できないがそれを解決してくれそうなFacebook上の友達を推薦して、その人が解決してくれれば、自分も推薦人としてポイントがもらえるという機能だ。原田氏はそれを「親切のねずみ講」と呼んでいる。

クラシファイドは日本では流行らないといわれることもある。ところが、実際にはたとえばmixiのコミュニティでは、「あげます」といったようなやりとりがなされているのを目にする。なので、決して成立しないわけではないのだが、いままであるようなクラシファイドの形式だと、やりとりする相手の顔が見えないので恐いといった印象はあるようだ。それを解決するために、WishscopeではあえてFacebookと連携して実名制を強調している。

Wishscopeが興味深いのはその成約率を高めるために、お願いの投稿内容を言語解析して、それを解決してくれそうな人をレコメンドしてくれるところだ。ユーザーは自分が提供できるモノやスキルをオファーリストとして登録するのだが、このオファーリストとお願いの投稿で使われているワードのマッチングを図っているようで、この機能を入れてから成約率が高くなったという。通常のcraigslistのようなクラシファイドは単純な掲示板だが、Wishscopeはよりマッチングがあがるような方法論を取り入れているわけだ。

Zawattはこれまでに昨年の9月にサイバーエージェントベンチャーズとNet Capital Partners Limited、松山太河氏(個人)らから1500万円の資金を調達している。現在、シリーズAの資金調達を検討している段階だ。代表取締役CEOの原田氏はかつてはサイバードに勤め、その後ディズニーでモバゲーのDisney My Landをヒットさせている。