Facebookがモバイルプラットフォームを収益の柱にする方法を3つ考えた

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Hussein FazalはFacebook向け広告などを手掛ける広告AdParlorの最高経営責任者(CEO)。AdParlorはFacebook上で月間10億インプレッション以上を配信しており、顧客にはUbisoftやSEGA、Groupon、OMD、Starcom.などが名を連ねる。

Facebookの広告事業について、ここでもここでも、そしてここでもアナリストはごく限られた前提で考えて評価していた。正直これには少しがっかりした。Facebookの収益ポテンシャルはかつてないほどに高く、ソーシャルネットワークのユーザー数は伸び、新しい手法の広告も生み出されている。

Facebookが収益性を高めるためにディスプレイ広告や検索、モバイルなどについてやれることはたくさんあるが、ここでは月間5億ユーザー以上いるというモバイル端末経由のアクティブユーザーからの収益を増やすためにすぐにできることを3つ考えてみよう。

1. モバイル向けニュースフィード上のスポンサードストーリーの表示を増やす:スポンサードストーリーはニュースフィード上でユーザーが目にするニュース形式のコンテンツだ。コンテンツが選択的に表示されるので、見た人の大半は広告だと気づかない。効果を得やすい手法だ。いくつものサイト内でスポンサードストーリーを展開してきたわたしの会社での経験では、通常の広告と比べてスポンサードストーリーのクリックスルー率は17%高く、コンバージョン率は38%高い。

スポンサードストーリーが導入された当初は、右側の列にだけ表示されていた。その後ニュースフィードがWeb(PC)版で開始された。その後マーケター向けのイベントfMCでモバイル向けにスポンサードストーリーを開始すると発表し、4月26日に開始している。だが、表示頻度は高くはない。Facebookはユーザー体験に影響するかどうかを見ながら進めているようだ。そのさじ加減を変えるのは簡単だし、スポンサードストーリーの表示を増やせば収益性は高まる。

2.位置情報を使う:少し前にFacebookがGrouponに似たDealsという商品を一部市場で開始したことがあった。いくつか理由があってこれはあっという間に終わったが、その後ふたたびOffers(オファー)という商品を立ち上げた。これはページオーナーは誰でも無償で作れるクーポンで、Web上ではユーザーのニュースフィードスペースに表示される。このサービスが真価を発揮するのは、モバイル上で展開され、ユーザーがいる場所の付近にある店舗のクーポンがニュースフードに流れるようになったときだ。クーポンを作る際には課金されないが、位置情報を使った表示を始めれば、広告主は対費用効果をみて、タダで得られる効果以上のものを求めて純広告やスポンサードストーリーを買うようになるだろう。さらに、ブランドオーナーはファン獲得を測る非常に明確なROIを得ることができる。少なくとも店舗をかまえる事業者にとっては、ファンベース獲得の投資効果はわかりやすくなる。広告も増えるだろう。

3. モバイル端末に特化したターゲティングを行う:Facebookにアクセスできるモバイル端末は何種類もある。広告主はAndroidやiPhone、BlackBerry、Windows Phoneから対象を選べる。だが、プラットフォームはユーザーがそのうちのどれかからFacebookにやってきたということでしかない。Webや他の端末からもアクセスできる。Facebookがちょっと手を入れてiPhone経由でFacebookにアクセスするユーザーに特化した広告の出し方ができるようになれば、大きなチャンスが生まれるだろう。特にモバイル広告の需要が高いのはアプリで、そのなかでもゲームは主要分野だ。FacebookがiPhoneやAndroid、BlackBerryの端末種別に特化したターゲティングサービスを開始すれば、アプリ提供者はインストールサイトへの誘導策としてFacebookに広告を出せるようになる。現在Facebookはモバイル広告をスポンサードストーリーに限定したいようだが、その理由はユーザー体験の水準を維持するためであったり、ユーザー離れを防ぎたいからであったりさまざまだ。Facebookが広告でユーザーをFacebookの外に誘導することを好ましく思うとは考えにくいが、そこに広がるチャンスは大きく、収益的にも大きな可能性を秘めている。

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(翻訳:AOL翻訳編集部)