iPhoneもスクリーンサイズを大きくした方がいいんじゃない?WSJ報道から考える

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ウォールストリートジャーナルは5月16日に、Appleが次のiPhoneのスクリーンサイズを現行製品よりも大きく発注していると報じた。WSJは例によってこの問題に詳しい筋の発言を紹介し、画面は4インチサイズ以上になると言っている。来月から製造が始まるという。

ウォールストリートジャーナルの言っていることには一理あると思う。3.5インチは小さい。消費者は大きい携帯電話を好まないという説にはもううんざりだ。実際Samsungが去年出したGalaxy S IIは2000万個出ている。iPhoneが大きくなるのは自然な成り行きだ。

Appleが2007年にiPhoneを発売したときには、これは画期的なデバイスだった。美しい3.5インチの画面上には見たこともないインタフェースが置かれ、モバイルのあり方を変えた。だが5年たった今もほとんど同じだ。うまくいっていることに手を入れる必要はないが、その間業界はAppleに追いついているし、リスクをとって(つまりは大型化に)進んでいる。

Appleは市場に投入した製品の好調を維持することに血道を上げる会社だ。コンピュータ関連の新発表は年に2回だし、たいていは仕様的な変更しか出ない。他のコンピュータメーカーは四半期に一度ハードウェア新製品を発表している。Mac Miniに至っては、一度もアップデートをせずに1年たったこともある。だが、アップルにだって他社と同じようなことができるはずだ。Apple製品を買う人は仕様を気にしない場合も多く、これが発表から時間のたった製品であってもAppleの利幅が高いという結果につながっている。だが、何らかの変化が必要だろう。

iPhoneはいまも市場で大きな存在だ。来年もiPhone 4Sは200ドルで売れるだろうし、iOSの市場シェアは伸びるだろう。だが、もはやiPhoneは最先端ではないということにも消費者は気づきはじめている。

iOSやAndroidが強いという市場調査が毎日のように出ている。その傾向自体に問題はないが、Androidは消費者が求める大きなスクリーンで人気を得ている。Appleには熱烈なファン層があるからいいのかもしれないが、一般消費者はAppleへの関心を失いつつあるようだ。

ネット上の噂では、次に出るiPhoneは4インチスクリーンを搭載するといわれている。わたしが今使っているモトローラのDroid Xも4インチスクリーンなので、そうなればかなりうれしい。たくさんの端末を触ってみた感触では、4インチ16:9の画面サイズがユーザビリティと大画面化ニーズのスイートスポットだと思う。画面サイズをめぐる議論をThe Vergeのフォーラムで見ると実にきれいにまとまっている。彼らによると、3.99インチで9:5ならiOSの画面がきれいに収まり、ホームスクリーン上のアイコンのためのスペースもとれるという。4インチサイズを採用したら、3.99インチよりもいいと世界を説得するのはAppleのオールスターマーケティングチームの仕事だ。

iPhoneを大きくするとアップル信者たちは間違いなく混乱すると思うが、そんなことを気にしてはいけない。変革は避けられないのだ。Evo 4Gが発表された当時、わたしはスクリーンサイズが大きすぎるという説に異を唱えて「これが大きすぎると言うのは『リムジンは遠慮します。タクシーで帰るから大丈夫』と言っているようなものだ。何かおかしい気がする」と書いた。いまでもそう思うし、きちんと採用できれば「大きくなったスクリーン」は魅力的な特長として受け入れられるだろう。

重ねて言うが、収益性を第一に考えるのであればiPhoneに変更を加える必要はない。iPhone 4Sは少々の変更と機能的に本質ではないSiriのおかげで市場を席巻している。だが、iPhone 4Sのフォームファクターはもはや唯一の解ではない。他の端末メーカーもぼんやり見ているわけではなく、Appleに追いついている。Appleは若いユーザー層をもう一度つかみ、アンチ派を黙らせる必要がある。

年内にはAppleは次のiPhoneを発表するだろう。これまでの経験からもわかるとおり、内容を予見するのは難しい。スクリーンが大型化するかもしれないが、そうはならないかもしれない。とは言うものの、スクリーンサイズを大きくしてほしい。遅いよりは早いほうがいい。

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(翻訳:AOL翻訳編集部)