ドットインストール

初心者向けプログラミング学習のドットインストール、ビデオコンテンツが1000本を超える

次の記事

『フェイスブック 若き天才の野望』の著者、デビッド・カークパトリック、Facebookの広告ネットワークの可能性と将来の買収ターゲットについて語る

プログラミング学習サービスの代表格といえばCodecademyがあるが多くの人にとってその敷居は高いかもしれない。初めてプログラミングを学ぶ人にとっては、もっと敷居が低くてその全体像を見渡せるようなもののほうがうれしいだろう。加えて日本語のもののほうがいいはずだ。ドットインストールはそういう人にとってうってつけのサービスである。

昨年11月末にオープン以来、すでに3万5,000もの会員が登録しているので、もはやここで紹介するまでもなく、プログラミングに興味を持っている初心者の人々にとってはすでにお馴染みのサイトになっているのかもしれない。なにせ、このサイトを運営してるのは2000年から人気ブログの百式を更新し続ける田口元氏である。

ドットインストールはプログラミングについての知識を3分程度のビデオで学んでいく形式をとっている。ブロガーらしくビデオのコンテンツをこつこつと順次増やしていっているのだが、そのビデオの本数が1,000本を超えたことを田口氏が教えてくれた。たかだか1000本かもしれないが、このサイトがたった2人でサイトの構築と運営、さらにはビデオのコンテンツの制作までをこなしていることを考えると、コンテンツ制作をやっている身としては見習うべきところは多い。

それに冒頭で述べたように、会員も半年で3万5,000となっている。一見少ないようにも見えるが、初心者でかつプログラミングを勉強したいという人のためのサービスなので、ユーザーとなりうる母数が非常に大きいわけではない。加えてサービスの中心となるコンテンツのビデオを見るには会員の登録を必要としないので、この数字は思ったよりも小さいものではないと考えられる。しかも、会員登録が必要になるのは、学習の進捗管理とビデオで学んでいるプログラムのソースコードが必要なことぐらいである。

そもそも、田口氏がこのサービスを立ち上げたのは、田口氏自身が「よだれが出るほど」プログラミングが好きだということだ。そういう気持ちがにじみ出ているサイトなのだが、多くの人にプログラミングを通じてものづくりの素晴らしさを知ってほしいと語っている。

とはいえ、田口氏はドットインストールでの学習によって、プログラミングのスキルが定着するまでをカバーできるとは思ってない。「これ見てコードが書けるとは思っていない」(田口氏)

ビデオという手法を使ったのは、いろいろんな方法論を考えた挙句に学習スタイルとして初心者向けにはこれが適しているだろうということで決めたことで、ビデオは見ないというユーザーもいて賛否両論がある。内容についても中級者だとか上級書にはそもそも向いていない。

ドットインストールで学習できるのは、全体像がだいたいわかって困ったときになんの専門書を引けばいいのかがわかる程度である。いわく「中学1年生の英語の授業のようなもので、基礎的な文法がわかって辞書のひき方がわかるぐらいのこと」。

しかし、これをきっかけに新たなエンジニアたちが生まれることは、将来のエンジニア不足を解消してくれるかもしれない。数年後にはこれをきっかけにスーパーエンジニアが出てくるのを期待したいね。

なお、オンラインでプログラミングを学習できるサイトについてはこれだけあるので、この分野が盛り上がってきているのがよくわかる。