Tagbrand
Disrupt Battlefield

ファッション版「チェックイン」サービスのTagbrand(ビジネスチャンスは大いにあり?!)

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168039v8-max-250x250「服は誰もが着るものですしね」と、TagbrandのファウンダーがDisruptのステージ上で話していた。もちろんそうだ。ところでTagbrandというのはいったいどういうサービスなのだろうか。

DailyBoothというものがあって(今も流行っているだろうか)、人々はビデオとは違ったスタイルで自分の日常を公開し始めた(ティーンエイジャーの単なる流行だとする見方もあるが、まあ話を続けさせて欲しい)。こうした流れを踏まえて、Tagbrandは「ファッション」版のDailyBoothを考えだした。いろいろなタグを付けて細かな情報を提供しようとするのがTagbrandのミソだ。

利用方法はいたって簡単だ。写真をアップロードして、そして着ている洋服についてのタグを付けるのだ。言うなればファッション系の「チェックイン」サービスないし、そのままファッション系Foursquareであると呼ぶこともできるかもしれない。

自分の写真をアップロードしていくだけのサービスはいろいろとあるが、このサービスは先程も記したように「タグ」がキーとなっている。アップロードした写真に写っているブランドをタグに記して表示するようになっている。ちなみに自動的にブランドを認識するということはできない。もしかすると将来はできるようになるかもしれないが…

さすがにブランド名を公開することを「チェックイン」とは呼ばず、「brand-in」という言葉を使っているようだ。他の人の「brand-in」を見て、そこにコメントを付けたり、「いいね」評価を送ったりすることができる。サービスの目的はファッションに興味のある人を集めることだ。そうした人々が多く集まれば、新たな広告のためのプラットフォームを構築することもできるようになる。

ますます、全員がファッションに興味を持っているDailyBoothなのかと考える人もいるかもしれないが、こちらに実装されたタグは確かにバイラルを生み出す可能性を持つものとなっている。

ファッションブランド、ソーシャルな共有、電子商取引を巻き込むものとして機能することができる。いかにもバイラルとの相性が良さそうで、タグにもTwitterやFacebookのボタンが埋め込まれている。

使う人はもちろんファッション好きな人たちということになる。TagBrandを使ってさらに自分のファッションに気をつかうようにもなるだろう。「いいね」ボタンなどがついていることにより、洋服を選択することも面白いエクスペリエンスとなりそうだ。

ファッションブランドも、あるいは小売店もファッションセンシティブな人とのコミュニケーション手段を確保しようと懸命になっている時期でもある。Tagbrandは、そうした人にとっても素晴らしいツールとなる可能性をもっている。Tagbrandを使えばお気に入りのファッション写真をチェックしながら、タグで商品情報なども確認できるマーケットプレイスを構築することができる。価格などのタグを付けたショップからの情報を、Tagbrand内のおすすめ情報として表示するというビジネスモデルもある。

利用者としては、友だちのファッション写真や情報を見ながら、その場でお気に入りアイテムを購入することもできるわけだ。また、Tagbrand側からは、利用者が気に入っているブランドの最新情報などを配信することもできる。

もちろん競合はいろいろと存在し、たとえば英国内ではWIWT.comなどがある。ただ、Tagbrandが採用するタグによる情報表示のアイデアはなかなか魅力的なものとして機能しそうだ。

Tagbrandはロシアの投資会社であるGlavstartから10万ドルの出資を受けている。ファウンダーのIvan OlenchenkoおよびAlexandr Kobozevはロシアに拠点をおいて活動中だ(昨年モスクワで行ったTechCrunchミートアップでもなかなかのプレゼンテーションをしてくれた)。

Q&A

本サービスはTechCrunch Disruptで発表されたものだが、審査員からはホームメイドプロダクト画像についてもアップロードできるのかという質問が出ていた。これは対応可能だとの話だった。

サービスは現在ロシア語と英語で提供されている。米国でのサービス提供は始まったばかりだ。

尚、審査員からは製品イメージ等の著作権関係には十分注意するようにとの助言もあった。これは確かに気をつけておくべきところだ。

現在のところ80%の人がiPhoneから同サービスを利用しており、ウェブから利用しているのは20%だとのこと。

サービス提供開始から2ヵ月で、ロシアにて15,000人の登録利用者を獲得した。これまでにプロモーションやマーケティング活動はとくに行なっていない。アパレル業界における広告費は年間45億ドルにものぼっており、商業的成功をおさめる可能性は十分にありそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)