マンネリ化したPowerpointプレゼンの退屈を打破するPiccsyのピッチデッキを紹介

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Piccsy Pitchdeck

だいたい、スタートアップのみなさんのPowerpointピッチデッキ*は退屈である。すさまじく、退屈だ。われわれテクブロガーのところには(ありがたいことに)、投資家のところほど大量のピッチデッキは送られてこないが、それでも“ちょっとぼくのPowerpointから引用させてください”という売り込み電話は、社会的許容度を超えてかかってくる。そこで画像集積サービスのPiccsyは、電話ではなくIMで同社のピッチデッキを見てくれ、と言ってきた。ちなみに同社は、Pinterestと競合し、またその上の上位20のコンテンツ提供者たちとも競合するような性格のサービスだ。そのピッチデッキが、退屈とはほど遠いほどよくできていたので、読者のみなさまにもご紹介したい。〔*: pitchdeck, 売り込み/プレゼン用のスライド集。〕

Piccsy.com/investorsに、同社のピッチデッキが公開されている。それは、要点だけを簡潔にまとめたスライドのような、上出来の視覚表現だ。Piccsyのサイトそのもののように、ユーザがコンテンツを探検していくストーリーになっている。CEOのDaniel Ecklerは、自分はPowerpointの使い方を知らない、と言う。“あのソフトはこれまでに一度か二度ぐらいしか開いたことがない”。でも、使い方を知らないから、ありふれた退屈なデッキを作れなかったのではない。カナダのトロントという、シリコンバレーから見れば辺境の地で創業した同社は、なにしろ目立ちたかった、とEcklerは言う。

“ぼくらが抱えた問題は、‘どうやったら投資家たちに自分たちのピッチデッキを見てもらうか’だ。そしてソリューションは、従来の一般的なPowerpointプレゼンの作り方を離れて、ユニークで綺麗で情報性があって共有しやすいものを作ることだった”、とEcklerは説明する。“投資家たちが会社に対して抱(いだ)くイメージは、最初のプレゼンの出来で決まると思う。斬新な技術を抱えた会社でも、平凡でさえないデッキを作ってしまう会社が多い。内部に優秀なデザイナーのいるところでも、世間並みの‘Powerpoint的’に足を取られてしまうのだ”。

とりわけPiccsyは、画像の美しさで勝負するサイトだから、一般的な‘Powerpointふう’は絶対に避けなければならなかった。

おかげでPiccsyのこの力作ピッチデッキは50000のページビューを集め、週末には15社の投資家から問い合わせがあり、Hacker Newsにも紹介された(そこのディスカッションでは、スタイルよりもコンテンツが批判されている)。こんなコメントもある: “美しくて見事なプレゼンテーションだね。うらやましいよ。こんなサイトを作ってくれるところなら、喜んでお金を払うね”。

プレゼンだけでなく、本業の画像集積サービスでも、これぐらい綺麗にやってほしいね。

上の画像は、ごく一部だ。全体はここで見られる。

(この記事はけっして、投資家のためのリンクを載せてやろうという、スタートアップに対する本誌の‘厚意’ではない。私が単純に彼らのピッチデッキの出来栄えに感動したから、ご紹介したまでである。ほんとに立派だよ、Piccsyさん!)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))