eBayにiPadの初期プロトタイプが出品、ドックコネクターが2つ

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われわれの棚を飾るガジェットはどれも、デザイン段階でさまざまなひねりや変更を経ているが、そうして繰り返し捨てられていった現物を目にする機会はめったにない。われわれの持ち物がもう一つの歴史ではどんな外観だったのかを見ることができたら、何とすばらしいことだろう。そして最近eBayに出品されたのは、もしかしたらそうなっていたかもしれない奇妙なiPadだ。

この出品物は初代iPadの初期プロトタイプで、最終モデルと異なりドック・コネクターが2つ付いていて、iPadを縦横どちらの向きにでもドックに差すことができる。

明敏な読者なら、Appleが以前iPad関連特許で両方向ドッキング・デバイスに言及したことを覚えているかもしれない。あれから3年近くたった今、初めてわれわれはその実物を目にしたことになる。早い話が、みなさんの想像通り、見た目がダサい。iPadをどちらの方向にもドッキングできれば便利であるに違いないが、その結果のデザインはAppleが(通常)知られているクリーンでも思慮深いものでもない。

もちろんこの初期16GB iPadは、機能満載のガジェットというよりも話の種だろう。出品者の説明によると、タッチスクリーンは妙なデジタイザーのせいでまともに動作しないらしいが、誰か根性(および適切なツール)のある人の手にかかれば再び動くかもしれない。

このプロトタイプはiOS 3.2の初期ビルドが動いていて、Appleのハードウェアテスト用スイート、Switchboardも入っている。このことでデバイスの最終的オーナーの暮らしが楽になるわけではないが、これが巧妙に仕組まれたいたずらではなく、本物のApple社内ハードウェアであることを示す多少の信頼を与えていることは確かだ。

この件といい、あのAtari時代のスティーブ・ジョブズ・メモといい、Apple愛好家たちには、渇望すべきクパチーノの歴史的逸品が山ほどある。もちろん、このiPadの歴史的品物を手に入れるには相当な金額が必要だ ― 現在の入札価格は4800ドルだが、入札というスタイルが性に合わない人は、クールに1万ドル出せば即時落札できる。

[via MacRumors]

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(翻訳:Nob Takahashi)