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Facebookの株価が29ドル台に下落―時価総額から350億ドルが消えた

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痛い! Facebookの株価がまた下げた。今日(米国時間5/29)、Facebookはオプション取引の開始と同時に9%下げ、上場以来初めて30ドルの大台を割った。もう1つ、その前日に報道されたFacebookが独自のスマートフォン開発に乗り出すという情報も嫌気を誘ったようだ。ハードウェアの世界は開発に膨大なリソースを必要とし、リスクも高い。

株価は一時28.65ドルを記録したが、現在は$28.84ドルで取引されている。時価総額は790億2000万ドルとなり、上場初日に42.05ドルをつけたときの時価総額1150億ドルを大幅に下回った。(原注:Google Finance、Yahoo Financeが表示する時価総額は間違っているもよう。記事末尾の補足を参照)。

ともあれ、今回の下落の最大の要因はオプション取引であるようだ。Bloombergはプット〔売り〕がコール〔買い〕を1.3対1で上回ったと報じている。プットは将来のある時点である価格で株を売る権利、コールは逆にある時点である価格で株を買う権利だ。現物株価が下落すればプット・オプションの価値は上がる。Bloombergによれば6月期30ドルのプットが最大の取引だったという。

私が昨夜の記事にも書いたとおり、アナリストは第2四半期の営業成績を下方修正している。また複数の情報源から聞いたところでは第3四半期も軟調という予想らしい。Facebookが株価を反発させるためにはディスプレイ広告以外にも収入源を確保する必要がある。もちろんこれにはさまざまな可能性がある。最近買収したモバイル通販のKarmaが収益源になるかもしれない。検索能力を向上させればGoogleのような広告事業の基礎を固めることができるだろう。Facebookの「いいね!」ボタンの普及を考えれば、GoolgeのAdSenseのようにサードパーティーのウェブサイトに適切にターゲットされた広告を配信する事業も有望だ。ゲーム内のバーチャルグッズやコンテンツの販売代金も拡大するだろう。Facebookのバーチャル通貨Creditsの流通も拡大しつつある。

時価総額に関する補足:現在Facebookの時価総額は情報源ごとにまちまちだ。GoogleとYahooのFinanceページはFacebookの時価総額を620億ドル前後と表示している。ウォール・ストリート・ジャーナルは804億ドルだとしている。私は上場を担当した金融機関に問い合わせて発行済株式の総数は27億4000万株が正しいと確認した。これに現在の株価を掛けると正しい時価総額が得られる(YahooとGoogleは間違った発行済株式総数を採用しているようだ)。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)