iPhoneのプリペイド化始まる–華やかなスターがふつうの庶民に変わるか?

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昨日(米国時間5/31)の朝Cricket Communicationsが、AppleのiPhoneを提供するわが国初のプリペイドキャリアになる、と発表して波紋を呼んだ。そのほかの非契約タイプのキャリアも、いずれその後を追うだろう。

TechnoBuffaloによると、Sprint傘下のBoost Mobileは、Appleの小さなモバイル怪獣の販売を、早ければ9月早々にも開始するそうだ。

Cricketと同じく上記Sprintの子会社もiPhone 4と4Sを提供するらしいが、その際のプランの詳細は発表されていない。

Boostの既存のスマートフォンプランでは、いわゆる“無制限”プランで月額55または60ドルだ。ただし2.5GBのデータ上限があり、これを超えると帯域を絞られる。また料金節減のためのShrinkage機能なるものが、声高に宣伝されている。

SprintでプリペイドiPhoneといえば、誰もがVirgin Mobileだと思っていたはずだが、ここに来てなぜBoostか? 提供ハードウェアの新しさではVirgin Mobileが上ではないか? でもSpirintの意図は、Boostの経営てこ入れにこの機を生かしたいのだ。携帯電話が今よりも巨大だったころから操業しているBoostは、今では世の中の風に逆らわず、いろんなAndroidスマートフォンを提供している。だから次の手がiPhoneでも、それほど不自然ではない。

しかしBoostとの一件がどうなるかとは無関係に、一つだけ明らかなのは、iPhoneがもはや象牙の塔の住人ではないことだ。今後プリペイドキャリアがどんどん増えれば、iPhoneはもはやクールではなくなり、一般の携帯ユーザはiPhoneを特別視しなくなるだろう。

そうなると、Android機をいっぱい抱えるそれらの非契約タイプのキャリアたちは、iPhoneの料金もある程度安くせざるをえない。しかし少々安くなっても、Androidにとっては痛くも痒くもない(ぼくはどっちかというとAndroidファンだけど)。今のiPhoneは、かつてのRAZRのように、偶像的なモバイルブランドになっている。しかし今後のプリペイド化の広がり方次第では、iPhoneはAppleがこれまで開拓しなかった市場に接することになり、そこから後戻りすることもできなくなるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))