「絵や文字と同じようにウェブを描こう」コーディング知識不要のScroll Kit

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scroll kit

「インターネット」と呼ばれる空間では、誰もが発言し、人にメッセージを伝えることができる。そこで問題なのは、美しく直感的なウェブサイトを作るにはコーディングの知識がある程度必要になるということだ。ニューヨークを中心に活動するscroll kitは、この状況を変えようとしている。使いやすいウェブアプリを用意して、技術的な知識を持たない人でもぐっとくるサイトを作れるようにしようというのだ。

scroll kitを使い始めるとまず白いキャンバスがあらわれ、そこにはユーザーがテキストや画像などいろんなものを配置できる。クリックすればキャンバス上に配置した素材がウェブ上にあがる。scroll kitは単なるWYSIWYG型のウェブエディタではなく、サイトの細部までユーサーがコントロールし、ページ要素を自由に調整することができる。きれいなサイトを作るのにコーディングの知識は必要ないということがこのサービスからわかるが、本当に重要なのはコーディングを知っているからといってすごいウェブサイトを作れるとは限らないということだ。

これまでscroll kitは静かに活動してきた。初期ユーザーに利用してもらい、いろんな機能を実装し、サポートを行ってきた。このサービスの作り手であるCody BrownとKate Rayの2人が今回マニフェスト(What if the Web were Paper and Everyone had a Pen)を発表し、今後ウェブが誰にでも作れるものであることがいかに重要かを説いた。彼らの主張の中心にあるのは、開発のためのオープンキャンバスを提供すること、周囲の人からフィードバックが得られるようにすること、「遊び」を入れられるようにすること(遊びはウェブサイト構築を楽しくする要素だ)の3つだ。

今のところ、scroll kitは個人のウェブサイトや、家族・友人とシェアするバースデーカード、ホリデーカードを作る目的で使われている。公開されたものはscroll kitがホストしており、開発陣はscroll kitに新機能を追加している。新機能の一例がカスタムドメイン名だ。これを使えば自分のURLで作品を公開できる。また、ビデオの埋め込み、画像の描画なども行える。サービスは無償で利用できるが、今後は追加機能に課金する計画があるという。

また、現在は2人で作っているが出資を受けており、拡大に向けてデザイナーやエンジニアを迎え入れたいという。

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(翻訳:AOL翻訳編集部)