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テキストコンテンツを自動的にビデオ化するWibbitz、シリーズAにて230万ドルを調達

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wibbitz-logo以前、「ウェブのためのPlayボタン」という宣伝文句で売り出していた(今はよりわかりやすく「Text-to-Video」とうたっている)WibbitzがシリーズAによる230万ドルの資金調達を完了した。ラウンドを主導したのはHorizons Venturesだ。これはインターネットおよびテクノロジー関連に投資をするファンドで、Li Ka-shingが運用している。また以前から投資を行なってきたInitial Capitalおよびlool Venturesも今回のラウンドに参加している。

ところでこのWibbitzのサービスはといえば、以前TechCrunch Disruptで勝利したQwikiに似たところがある。ウェブサイトに掲載されている内容に基づいて動画を自動的に生成するのだ。ただQwikiと違って、既存コンテンツをまとめた短いビデオを簡単に作成するためのパブリッシャー向けツールとして特化している。

(情報開示:TechCrunchに定期的に記事を掲載しているRoi CarthyはInitial Capitalのマネージングパートナーだ)

Wibbitzは2011年9月に約50万ドルのシード資金を調達している。このときに出資したのはInitial Capital、lool Ventures、そしてKima Venturesなどだ。当時、1,600のサイトがプライベートベータ段階のWibbitzを試用しているということだった。そして現在、Wibbitzによると20,000以上のサイトが秋にリリースされたWibbitzサービスを通じてビデオの生成を行なっているそうだ。

ウェブサイトでWibbitzを有効にするのは簡単で、サイトにJavaScriptを1行加えるだけで良い。いったん埋め込めばWibbitzは記事のテキストを読み込んで、独自のライブラリないしウェブ上でCreative Commonsライセンスで公開されている画像(再利用可能として公開されているもの)を使ってビデオサマリーを生成する。自動的に生成するコンテンツというのは、いかにも機械的に作りましたというものが多いものだが、このWibbitzの生成物はなかなか自然に見えるものとなっている。

生成されたビデオはFacebookやTwitterで共有することもできるし、また別のウェブページに埋め込むこともできる。さらにビデオはHTML5形式で生成されるのでPC、Mac、スマートフォン、タブレット等、機種を問わずに再生することができる。

Wibbitzはサービス提供開始から、ビデオ生成の方法やアルゴリズムの改善を行なってきている。今ではビデオ生成もワンクリックで行えるようになっている。現在はパブリッシャー自身の手によっていろいろと設定を変えることのできるプレミアム版の提供も行なっている。Wibbitz共同ファウンダー兼CEOのZoha Dayanによれば、多くの有名メーカーから引き合いが来ているとのこと。

ところでWibbitzによるビデオ化の魅力は、内容をまとめてくれるということだけではない。テキストコンテンツを新しい形でマネタイズできる点も魅力のひとつだ。動画のプレロール部分に広告を埋め込むことができるのだ。この仕組はうまく回っているのかという質問に対しては「非常に多くの人が興味を持ってくれていて、日々素晴らしい勢いで成長している」とDayanが回答してくれた。プレミアム版と通常版の間で広告の扱いについてどのような違いがあるのかについては教えてくれなかった。今回新たな資金も得て、投資家の興味をそそるいろいろな仕組みも実現していくつもりだろう。

資金と言えば、今回の調達分については、持てる技術の「利益化」を進めると同時に、イスラエルオフィスにおけるさらなるR&Dにも配分していきたいとのこと。またNYCにオフィスを開く予定もあるのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)